芸能

38年続いた「世界ふしぎ発見!」終了で視聴者大幅アップが確実視される「あの裏番組」

 1986年にスタートした長寿番組「日立 世界ふしぎ発見!」(TBS系)が、今年3月にレギュラー放送を終える。

 初回放送から黒柳徹子がレギュラー解答者を務め、クイズマスター・草野仁の「ヒトシくん人形」でおなじみだ。昨年、フリーアナウンサーの石井亮次がMCに就任したばかり、というタイミングでの終了となった。

 38年の歴史に幕を閉じる背景には、スポンサーの事情があった。

「世帯視聴率が約7%で、決して悪くはなかったのですが、世界各地をロケで回る制作費の高さがネックになっていました。近年は円安が急激に進んだことで、冠スポンサーの日立が海外ロケにかかる費用と広告効果を再考した結果、番組の終了が決まったと言われています。今後は不定期特番として継続するとのことです」(テレビ関係者)

 その後釜として浮上しているのが、ハライチ・澤部佑がMCを担当するマネークイズ番組だ。昨年12月に放送された「いくらかわかる金(かね)?」が後継番組として内定したと、東スポWEBが報じたのだ。

 こうした中で注目されるのが、同時間帯「土9枠」の視聴率の動向だ。先のテレビ関係者が言うには、

「澤部の番組がターゲットとするのは、40代までの『ファミリーコア層』。4月から裏番組の『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系)も別番組に変わり、これと視聴率を奪い合う形になるのではないですか。『ふしぎ発見』の視聴者層は高齢者が中心なので、年配ウケがいい『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)に大きく視聴者が流れることも予想されます」

「アド街」が大幅に数字を伸ばすとみられているようで、テレ東の「土9枠」ひとり勝ちがあるかもしれない。

(川瀬大輔)

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