ガチを掲げながらも、ネット上でたびたび「ヤラセ疑惑」が飛び交うテレビ東京の旅番組。1月27日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で放送された「ザキヤマの街道歩き旅」でも疑う声が上がっていた。
視聴者に疑問視されたのは、旅2日目。山崎弘也と小倉優子、お笑い芸人のみなみかわが、お菓子メーカーが経営するホテルへ。ここでのミッションは「極上の湯に浸かれ」。入浴料を節約するため山崎とみなみかわがお風呂へ入り、小倉は2人が出てくるのを待つこととなった。
その際に小倉は、ホテル内のスイーツビュッフェを発見。料理を一品注文すれば利用できることを知ると、リーダーの山崎の許可を得ることなく旅の資金から1100円を使ってビビンバ丼を注文。スイーツを堪能したのだった。
この後、一行は最後のチェックポイントに向けバスに乗車。ところが運賃が足りなくなり目的地の手前で下車し、歩いて向かうことに。これが原因で時間がギリギリとなり、手に汗握る展開になったのである。
そんな経緯に、緊張感を出すために小倉がわざとビビンバ丼を食べたのではないか、との指摘があるのだ。テレビ誌ライターが言う。
「あそこで小倉が食べなければ1100円をバス代にまわすことができ、余裕でゴールできましたからね。それまでは節約していただけに、突如として勝手におカネを使い込んだことに疑いの指摘が出ても致し方ありません」
さらに、足りなかった金額も絶妙だったという。
「バスでは目的地まであと100円不足していました。小倉はレストランで一番安い1000円のカレーを食べようとしたのですが、お昼にカレーを食べたという理由で1100円のビビンバ丼にしている。ちょうど100円足りないというのは、できすぎな気がします(笑)」(前出・テレビ誌ライター)
番組が盛り上がるのであればまったく問題はないが、「もう少し自然にやってほしい」と多くの視聴者が感じたようだ。
(鈴木誠)