下ネタを持ち味とした楽曲ネタで知られるお笑いコンビ、どぶろっく(森慎太郎、江口直人)の経歴に燦然と輝く「キングオブコント2019」チャンピオンの座。過去には東京03(2009年)、ロバート(2011年)、バイきんぐ(2012年)、かまいたち(2017年)といった、いずれ劣らぬコント師らが名を連ねてきたコンテストに、男性のイチモツを連呼するミュージカル風コント「農夫と神様」「山男と神様」の堂々たる下ネタ2本で栄誉を手にしたのだ。
テレビプロデューサー、演出家など多彩な顔を持つ佐久間宣行氏のYouTubeチャンネル〈佐久間宣行のNOBROCK TV〉に、そのどぶろっくが出演した。
そこで「キツかった仕事ベスト7」を挙げたのだが、第1位はなんと「キングオブコント(KOC)」だった。下ネタはキャラで、根はマジメな2人。こと江口は家族にバレないように、コッソリと下ネタでウケていればいいと思っていたようで、KOC出演にも二の足を踏んでいた。
それが1本目のネタがウケてファイナルに進み、「これどうしよう、家族も見てるし…」と動揺したという。相方の森が当時のエピソードを明かすには、
「(江口は)心は抵抗してたんですけど、体が反応したというか。最後の優勝した瞬間に泣いたんですよ。『泣いてますね、江口さん』と聞かれた時に『涙じゃないです。ガマン汁です』って言ったんです。そうしたら会場が盛り上がったんですけど、そのことを楽屋でずっと反省してるんです。言ってしまった、って…」
これには「どぶろっくの真面目な人柄が感じられる」といった声が溢れたが、その通り、なんとも素直な人間性が現れたエピソードなのである。
(所ひで/ユーチューブライター)