法廷闘争に発展したダウンタウン・松本人志の女性スキャンダルだが、報道では後輩芸人が女性を「献上」する「上納システム」があるとされている。アテンダーや女衒などの役割の人物が、権力のある者に女性をあてがうこうしたシステムは、古くから芸能界に存在すると言われている。
そこで「そういう人が来る店で働いていた」という女性に話を聞くと…。
「十数年前、六本木に連れ出しメインのラウンジがあったんです。気に入った女の子がいたら、お客さんは直接交渉して連れ出しができるシステムでした。客層は有名企業の社員や闇金業者などで、ちょっとグレーっぽい人が多かった。中には『芸能人との飲み会をやるから来ないか』というアテンダー的なお客さんもいましたね。私も一度、アテンダーに誘われて芸人の飲み会に行ったことがあります。場所は六本木の高級カラオケで、有名な芸人さんもいました。同じ店の女の子はその芸人にお持ち帰りされたようで、次の日に自慢されました。今思えばあのラウンジは業界人、芸能人への上納システムとしても機能していたのかもしれません」
この店はあくまでもラウンジとして営業していたことで、お持ち帰り云々は本人同士の「自由恋愛」によるもの、というスタンスだ。そのため脱法ではなく、あくまでグレーという範疇だった。この女性が続けて回想する。
「店は連夜、お客さんで賑わっていましたね。私は1カ月ぐらい働いていましたが、ホテルに行けたのは10回ほど。行けば1回3万円くらいもらえるのですが、行けない日は5000円ほどの日給しかもらえない。思ったより稼げなくて、辞めちゃいましたね。それから数カ月後に店の前を通ったら、もう閉店していました。給料をもらえなかった女の子が通報して摘発されたのでは、という噂が流れていましたが…」
松本が利用したとされる上納システムはいかがなものかとは思うが、この女性が参加した飲み会のように、お互いに合意の上でお持ち帰りされたのであれば、ここまで大事にはならなかったのだろう。