昨夏の月9ドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ系)では、間宮祥太朗が森七菜とW主演を務めた。平成の月9ラブコメ全盛期を取り戻すべく鼻息は荒かったが、最終回は平均世帯視聴率6.3%、全10回の平均が5.7%で史上ワースト(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。月9の終焉を思わせる結果だった。
しかしその後、間宮は俳優としてノーダメージだ。今年4月期には主演ドラマ「ACMA:GAME」(日本テレビ系)が決定。1月にWEST.重岡大毅の映画単独初主演作「ある閉ざされた雪の山荘で」が公開され、3月15日には佐藤二朗とのW主演映画「変な家」を控える。
読者モデルから俳優に転じた間宮。ドラマデビューは2008年の「スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜」(日本テレビ系)だった。クラスメイトの中学生役が間宮、Sexy Zoneの菊池風磨と中島健人ら。菊池と中島は当時ジャニーズJr.のユニットB.I.Shadowのメンバーだ。3人ともドラマ初出演だった。
この初共演からおよそ13年後、間宮は菊池とドラマ「ファイトソング」(TBS系)で再会。ここで距離を縮めて、連絡先を交換した。以降は私生活でも会うようになり、昨年は菊池宅に招かれて、カニ鍋をふるまわれた。菊池はグループ活動に俳優業、ドッキリ企画やバラエティー番組など大車輪の活躍だが、LINEのレスが尋常ではないほど早い。それが、信頼できるようになった理由のひとつだと、間宮は明かしている。
「菊池はプライベートタイムのオフ時が、バラエティー番組で見せる快活なイメージと真逆らしい。とても落ちついたテンションなので、そのギャップ萌えを理由に、間宮は『モテそうだなぁ』と思ったようです」(アイドル誌編集者)
実は間宮は、菊池に感謝しているという。昨年、ドラマ「ナンバMG5」(フジテレビ系)で初主演した際、菊池と同じ事務所で後輩のSixTONES森本慎太郎と初共演。同作で間宮は、家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキーだが、学校では制服を着た真面目な高校生を演じ分けた。森本はそのヤンキー高校生の仲間役。初の共演シーンになる前、菊池から「慎太郎はめちゃくちゃ面白いやつだから、仲良くなると思う」と聞いていたため、安心して撮影に臨むことができたのだと。
ドラマ初出演を経て、間宮と菊池の熱い交流は今も続いている。
(北村ともこ)