コンディション不良のため2月24日から沖縄・浦添の1軍キャンプで別メニュー調整を強いられていたヤクルトの奥川恭伸が帰京を2月26日に早めて、病院で精密検査を受けることになった。奥川は2月18日の中日との練習試合で2イニングを投げ、2安打無失点だった。
「スポーツ紙はこぞって『復活ののろし』と書き立てましたが、本人は周囲に肩、肘の不安を口にしていたようで、嫌な予感が的中した形になりました。関係者からはトミー・ジョン手術を勧める声も出ていますが、メスを入れずに復活を探る奥川の判断がいいのかは不明。もし手術に踏み切るなら、1年以上もシーズンを棒に振る。ドラフト1位入団選手ですから、球団も回復を待つ猶予は与えると思います。今後は『決断』を下すかどうかの1点に関心が集中します」(球団OB)
ケガの詳細については球団内でトップシークレット扱いになっており、ある程度の目処が立つまでは伏せられたままとなる可能性がある。他チームと比較しても1軍先発投手の数は圧倒的に不足している中で、食い込むチャンスをみすみす逃す離脱の選択をしたくない奥川の気持ちは痛いほどわかるのだが…。