今年、日本大学を卒業する競泳女子・池江璃花子の「就活」が俄然、注目されている。
池江は2月18から19日に開催されたコナミオープンでは100メートル自由形を54秒43のタイムで優勝。「最後のレースで優勝できて本当によかったです。とても寂しいです。今まで本当にありがとう」と感謝の意を自身のインスタグラムで投稿していたが、今後の進路が「トップシークレット」となっているのだ。
通常、学生スイマーが卒業後に競技生活を続ける場合は、
「在籍していた大学で院生になるか、就職した企業でスポンサードを続けるかの二択です」(スポーツ紙アマスポーツ担当記者)
大学院生となれば4月からスタートすることになるが、池江の周辺を取材しても「大学院への受験」の事実は出てこなかった。となると、就職先でプロスイマーとしてスポンサードを受ける可能性が高い。
来年に迫ったパリ五輪は、池江が白血病から復帰する際に「目指したい」としており、「出場する時は勝ちに行く時」とこだわり見せている大会である。日本のプロスイマーは北島康介を皮切りに、荻野公介、渡辺一平、瀬戸大也と続き、東京五輪個人メドレーで2冠を達成した大橋悠依はイトマン東進の所属を継続させながら、株式会社ナガセに就職。女子初のプロスイマーとなっている。
「抜群の知名度を持つ池江にとって、プロへの道は高いハードルではない。その気になればスポンサー企業はすぐに決まるはずで、大手製造業の名前も聞こえてきます」(前出・スポーツ紙アマスポーツ担当記者)
3月初めには池江の新しい所属先が決まりそうだ。
(小田龍司)