ボクシング元WBC世界フライ級王者・内藤大助氏が2月28日、自身のYouTubeチャンネル〈内藤大助のチャレンジします!〉で「井岡一翔VS田中恒成」再戦の可能性に言及した。
去る2月24日、田中はWBO世界スーパーフライ級王座決定戦に挑み、クリスチャン・バカセグア(メキシコ)に3-0の判定勝利。ミニマム級、ライトフライ級、フライ級に続く4階級制覇を達成した。これは、井岡一翔、井上尚弥に次ぐ日本人3人目の快挙であり、21戦目での達成はオスカー・デラホーヤの24戦目を上回る史上最速となった。
田中は試合後のインタビューで、世界スーパーフライ級の4団体制覇、ならびに自身に唯一の黒星をつけた井岡一翔(現WBA世界スーパーフライ級王者)とのリベンジマッチを果たすためにも、まずはIBF世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)に勝利し、2つの世界ベルトを獲得して井岡戦に挑みたい、との願いを口にしたが…。内藤氏は言う。
「いいと思うんですけど、ただ(井岡に)時間ないんじゃないかな。初防衛とかやったとしたら、井岡選手の方が最終章的なボクシングに入ってるような感じがするから、あとは井岡次第じゃないかな。ボクサーってモチベーションが一番ですから。もしそれを実現したいのであれば、急いだ方がいいのかなって」
3月24日に35歳を迎える井岡。一方の田中はまだ28歳と、ボクサーとしてこれから脂がノッていく頃合いだろう。そして内藤氏の興味は他にもあるようだ。
「5階級制覇、狙ってください」
(所ひで/ユーチューブライター)