米大リーグエンゼルスの大谷翔平が日本時間6月16日、グローブライフフィールドで行われたレンジャーズ戦に「2番投手兼DH」で出場。投手としては6回2失点で6勝目を挙げ、打者では8回に特大の22号2ランを放った。
ここまでの打者としての成績は、打率3割0分1厘、本塁打22本、打点54、出塁率3割8分2厘で、OPSは驚異の1.002。このまま行けば本塁打もシーズン50本のペースとなることから、現地のライバルチーム担当記者からは「6月は全敬遠が一番の安全策」などといった声まで出ているという。
スポーツライターによれば、
「打率はリーグ5位、本塁打はジャッジ(ヤンキース)に3本差をつけ1位独走態勢に入り、打点は4位、OPSは両リーグトップ。出塁率+長打率で求められる打撃指標のOPSは数字が高ければ高いほどチームに貢献していることになり、メジャーではかなり重要視されている。まだ6月とはいえ、MVP獲得も確実視され始めています」
とはいえ日本のファンが期待するのはやはり本塁打や打率だろう。
「打率がここへ来て急上昇していることから、三冠王の可能性も十分にあります。もともと大谷の打撃は6月に最高潮に達する傾向にあることから、今月中にいかに貯金ができるかにかかってくるでしょう」(前出・スポーツライター)
メジャーの三冠は2012年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来出ていないが、それをはるかに超えた「MVP+二刀流での三冠」の偉業を、大谷が達成するかもしれない。
(ケン高田)