大フィーバーしている大谷翔平に、NHKもおんぶに抱っこ状態だ。今シーズンのメジャーリーグ中継の詳細を発表したのだが、
「NHKは昨年、経費削減策でBSを1チャンネルにしています。それでも大谷が所属するドジャースの試合を中心に、地上波、BS計200試合ほどを放送することになった。夜にはスポーツニュース『ワースポ×MLB』でもフォローする構えです」(NHK関係者)
こうなると必然的に削られるのが、日本のプロ野球だ。NHK関係者が続ける。
「BSで最も多かったのは阪神戦中継ですが、今年は昨年までと比べて相当数、減るようです。球団は注目度が高い巨人戦を、関西ローカルの地上波とNHK BSでセット中継することが多かったのですが、これもかなり削られる見通し。他の民放BS局が新たに購入しなければ、CSやネット配信中継でないと伝統の一戦が見られない現象も起こるでしょう」
もはや世間は日本のプロ野球よりもメジャリーグへと、完全に目が向いている。このままの状況が続けば、日本球界の地盤沈下は避けられなくなるが、大丈夫なのだろうか。