14年9月の離婚発表後、番長が久々に公の場に姿を現した。その風貌は引退後の激太りから一転。離婚後の傷心で生活が荒れ気味になる一方で、ダイエットに取り組んでいたのである。
先の12月2日、東京・帝国ホテルに強烈なオーラを放つ男がいた。
この日開催されたのは、日米通算381セーブを記録した佐々木主浩氏(46)の野球殿堂入り祝賀パーティ。イチロー(41)、王貞治氏(74)ら球界関係者のほか、青木功(72)、石橋貴明(53)、北島三郎(78)ら総勢約800人が出席したが、そこに登場したのが、親友の清原和博氏(47)だった。スポーツ紙デスクが語る。
「大魔神からの出席オファーを、一度は断っています。『オレが行くと迷惑をかけるから』と」
清原氏の言う「迷惑」とは、一連の薬物疑惑騒動や離婚の波紋でマスコミの注目を浴び、華々しい席に水を差すことになるのでは、との憂慮だったと思われる。デスクが続ける。
「ところが大魔神は『お前が来てくれないと始まらない』と訴え、番長の首を縦に振らせたそうです」
当日、清原氏は報道陣に対し、しみじみと、
「野球界で友達なんてできないと思っていたけど、佐々木は違った。同じ時期に戦ってきた同志として(殿堂入りは)誇りに思う」
とコメントしている。
ところで、清原氏の姿はというと、どっぷりと出たあの腹はどこへやらの激ヤセぶり。「スッキリした体になった。受け答えもスッキリしていた」と報道陣の間でも好印象で、かつてのようなピリピリムードはなく、ソフトで穏やかになっていたという。清原氏が糖尿病の治療を受けていることは知られているが、
「食事療法でもしているのかと思った」(スポーツ紙デスク)
実はそのとおりで、
「離婚後、生活が荒れてインシュリンを打ったり打たなかったりして、医者に怒られることもあったそうです。自宅マンションも、片づける人がいないので荒れてしまったこともあり、新宿のウィークリーマンションや知人のマンションに泊まったりも。11月下旬頃だったか、たまたま自宅前を通りかかったら部屋の明かりがついていたから、あちこちを行ったり来たりの生活なのでしょう。新宿に泊まる理由は、近くにある韓国料理店『S』の女性店主が番長の食事管理をし、ダイエットに協力してくれているから。酒もほとんど飲まず、遊びも断っている、といいます」(球界関係者)
全ては球界に復帰し、再び仕事をするためか。