1個あたりのロイヤリティーは、いったいナンボか。こんな話が最近、巨人ファンの間で上がっている。スポーツ紙デスクが言う。
「3月のオープン戦中盤に、今年の選手プロデュース弁当がお披露目されました。注目度抜群なのは、人気焼肉店とコラボした阿部慎之助監督の『あべんとう~叙々苑 牛肩ロース弁当ver.~』で、3900円ナリ。高級感が溢れているのはいいのですが、物価高がモロに出た感じで、庶民のファンが手を出すのは難しい金額になっている。ちなみに坂本勇人、丸佳浩、岡本和真、大城卓三、小林誠司、菅野智之のプロデュース弁当もありますが、こちらは監督の半値以下の1800円で販売されています」
一方で、同じ東京ドーム内の売店では、カルビ肉を使った「叙々苑弁当」が、オープン戦から販売されている。
「こちらは以前、2000円程度で販売されていたのに、去年は3200円、今年は3600円と、どんどん値段が上がっています。それでも売り切れることが多いようですね」
使っている肉に大差はないが、価格は「監督弁当」が300円高い。これが阿部監督のロイヤリティーだ…ファンがそうソロバンを弾いた裏には、身近に比較できる弁当の存在が大きかったのだ。