4月1日放送の情報番組「ラヴィット!」(TBS系)で、前代未聞の「放送事故」が発生した。
この日、新年度を迎えた「ラヴィット!」では、お笑いコンビ「トータルテンボス」が、春休みスペシャル企画として「イタズラツア-」を敢行。三重県のナガシマスパーランドで6種類の絶叫マシーンにチャレンジした。「日本でいちばん明るい朝番組」を謳うだけあって、相変わらず朝からハイテンションのノリが繰り広げられたが、番組後半の9時23分頃、驚くべきハプニングが!
田中みな実の「ニベアUV」CMが明けた直後、ロケが再開されると思いきや、なぜか北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が画面に登場。約8秒間にわたり、北朝鮮軍事パレードの様子が流れたのだ。
ロケ企画の終了後、スタジオにカメラが戻ると、田村真子アナが謝罪した。
「VTRの途中で、本来Jアラートの緊急時などに使用するために準備していた映像が誤って流れてしまいました。視聴者の皆様にご迷惑をおかけし、失礼いたしました」
テレビ誌記者が語る。
「これにはサブリミナル効果を指摘する声が上がっていますが、さすがにそれはないでしょうね。単に間違って北朝鮮関連のVTRを流してしまったと思われます。ただ不可解なのは、田村アナが『Jアラートの緊急時に使用するVTR』と説明したこと。通常、北朝鮮がミサイルを発射した際は『国民保護に関する情報』として、国民に避難を呼びかけるテロップが表示されるはずです。軍事パレードの映像を流すわけもなく、視聴者もなぜなのかと思ったんじゃないでしょうか」
いずれにしても金正恩がいきなり登場するのは、前代未聞。ロケ企画の盛り上がりが一気に冷え込んだのは、言うまでもない。
(ケン高田)