テレビ東京旅番組の人気シリーズ「千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅」の最新回が、5月11日の「土曜スペシャル」で放送される。すでに20回も続いているいる人気の旅なのだが、「今回の旅はヌルすぎる」という指摘が出ている。いったいどうしたというのか。
最新回の第21弾は秋田県北部の北秋田市をスタートし、秋田県南部に位置する横手市の横手城がゴール。県境を越えることが当たり前のタクシー乗り継ぎ旅だが、今回は秋田県内で完結するルートだ。公式サイトによると、その距離は約120キロで、これまでよりも少ない。テレビ誌記者が解説する。
「通常は約250キロなので、今回は半分以下。日数も普通なら2日間ですが、1日だけです。これだけ短いと、乗るタクシーの台数は少なくなり、ひいてはタクシーを呼んでくれる人を探して山道を長距離歩く、ということも減ります。面白さは半減で、見どころの少ないあっさりした旅になってしまいますね」
こうした事態になった原因はジュニアにではなくゲスト出演者にあると、このテレビ誌記者は指摘する。
「ゲストは男性ばかりでしたが、第17弾で初めて女性が出演しました。この回から距離が約100キロと短くなったんです。女性に長距離を歩かせるのは厳しいと判断したのでしょう。第18弾のゲストも高岡早紀で、やはり100キロ前後でした。今回のゲストは、ギャルモデルのゆうちゃみです。それで短くなったのでしょう」
ジュニアとゆうちゃみは、短い旅でも面白くすることができるだろうか。2人の腕前が見ものだ。
(鈴木誠)