今年の正月番組では、売れっ子たちだけでなく、エド・はるみやムーディ勝山など、“あの人は今”状態の芸能人までが登場。再ブレイクを狙おうと、ここぞとばかりお茶の間に顔を売っていた。
しかし、その陰には番組にさえ呼ばれず、寂しいお正月を過ごした芸能人も少なからずいた。
以前、女王様キャラでブレイクしたにしおかすみこ、オヤジ受けする甘ったるい声で一時はバラエティにひっぱりダコだった芹那、端正な顔立ちとは真逆のネクラ自虐ネタで注目を集めた栗原類だ。
「この3人に共通するのは、いずれも無理があるキャラ設定です。現在はマラソンランナーや落語家に転身しているにしおかだが、あまりにも素のおとなしい性格と違いすぎる激しいキャラを作りすぎたためか、役になりきれず先輩芸人に高圧的な言動を繰り返してスベりまくり、番組に呼ばれなくなりました」(お笑い関係者)
芹那は一度聞いたら忘れられない特徴的な声と芸人殺しキャラで、絶頂期はSDN48きっての勝ち組と言われたが、
「普通の声で淡々としゃべっているデビュー当時の映像が発掘され、キャラが崩壊。仕事もないのに家賃40万円のマンションに住むなど豪華な暮らしぶりに、パトロンがいるのでは? との噂も出たため、昔からのファンにもそっぽを向かれてしまった」(テレビ関係者)
栗原類はネクラキャラを通していたが、「あんなイケメンに生まれてきたのに自虐的な発言は逆に不愉快」などとネットでは辛辣なコメントが飛び交い人気は急下降。気が付けばテレビでは姿を見かけなくなったままだ。
テレビ関係者がこう話す。
「同じようにキャラ設定をしている芸能人の中でも、ローラは別格ですね。本当は礼儀正しく敬語も使えるが、収録の間はずっとローラというキャラ作りを演じており、細かいところまで計算しているので、父親逮捕の後も仕事は順調です。同じく、鈴木奈々も庶民的なおバカキャラを演じているが実際は貪欲でかしこく、頭の回転が早い。キャラ設定が甘いと、本性がポロっと出たり、アドリブがきかないので扱いづらい。自分はどんなキャラで行くのかを綿密に計算し、練習を重ねてから出直したほうが良いですね」
有吉は毒舌で、オアシズの大久保は「女有吉」として再ブレイクしたというケースもある。テレビに出られない期間、新しいキャラを考えて再スタートを切ってもらいたい。