局アナからフリーに転身後、あざといキャラを前面に押し出して、バラエティー番組に引く手あまたなのが、元テレビ東京の森香澄だ。
ところが、その押し出したキャラクターが世間の人たちの鼻につくのか、コトあるごとにかなりの頻度で炎上している。
森はその胸の内を、6月14日に放送された「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)で打ち明けた。
炎上した一例として話したのが、自身の写真集の「28歳という、まだ未熟だけど、子供ではない。大人のような。子供のような。そんな今の私がぎゅっと詰まった1冊になっています」というPR文。これは即座に、28歳で自分を子供だと思うことがあり得ないと、総ツッコミをくらってしまった。
また、1年前に同番組に出演した際のエピソードも典型的な例として挙げていた。その日はコンプレックスについてトークする回だったが、森が「外見にコンプレックスがある」と一言発しただけで、大炎上してしまったという。本人にしてみれば「え、そんなことで?」というレベルのようだ。女性誌記者が話す。
「パッと見は美女が多いとはいえ、女優やタレントは普段から見た目について語られることが多い職業です。顔のパーツに自信がないところがあるなど、コンプレックスを抱いている人は少なくありません。タレントのメイクルームでは、そんな話ばかりが交わされていますからね。そういった意味で森は話したはずですが、視聴者から見れば『贅沢な悩み』にしか思えなかったのでしょう」
実際に森のコメントの意図は、番組出演者にも伝わっていなかった。MCの浜田雅功は「まぁ~そうやろな~。そんなん言うたらアカンって」と、かなり冷めた口調で森を諭した。つまり、炎上するのが当たり前という指摘だ。
一方で、森が炎上しやすいのは好感度に問題があると、前出の女性誌記者が話す。
「PRしていた写真集は、局アナからフリーになった先輩である田中みな実の写真集に次ぐ大ヒットを狙っていたと言われています。ところが、ヒットの部類には入りますが、期待以上の数字には至っていません。最近は『あざとい』が飽きられているという空気がありますし、田中のように女性ファンを取り込めなかったのは大きい」
そんな森だが、6月11日に放送されたバラエティー番組「イワクラと吉住の番組」(テレビ朝日系)では、「毎日、男の子たちと合コンして、2、3人から言い寄られて、毎日違う人とご飯に行くみたいな」と、大学時代のモテ自慢を全開させていた。共演した矢口真里から、普通は隠すものとツッコまれても、森は「事実なんです」と、少しも悪びれていなかったが、事実かどうかの問題ではなく、炎上するのはそういうところなのだろう。
つまり、その素顔はただの「炎上したい女子」なのかもしれない…。
(田中康)