近年は相次ぐ〝看板娘〟の独立も重なり、フリー女子アナ業界は競争の激化が著しい。各局や広告代理店の関係者などへの聞き取りから、彼女たちの「リアル年収」を独自に算出した。2024年版「長者番付」をここに発表しよう。
栄えある1位に輝いたのは、前回、2年前のランキングでは3位だったホラン千秋。帯番組にゴールデンの冠番組と、その仕事ぶりはまさしく「令和のみのもんた」とも呼ばれている。
民放局関係者が語る。
「夕方帯の『Nスタ』(TBS系)に週4日出演。ギャラは1回50万円で、これだけでも月給800万円になる。また冠番組の『出川一茂ホラン☆フシギの会』(テレビ朝日系)が昨年秋にゴールデン帯に昇格した。『ザ・ニンチドショー』(テレ朝系)でもMCを担当する猛烈な働きぶりです」
その上で、外資系動画配信サービスでもガッツリと稼いでいるのだ。
「今年7月からは、ネットフリックスで世界同時配信される恋愛リアリティー番組『ボーイフレンド』にもスタジオMCとして出演する。資金に余裕のある同サービスの超大型企画で、彼女のギャラもシリーズ一括で2000万円に上るといいます。好感度の高さから、企業のイメージキャラクターも複数担当している。以前、ホランは『年収4億円』説を否定していましたが、その金額に着々と近づいています」(民放局関係者)
2位には有働由美子がランクイン。今春に帯番組の「news zero」(日本テレビ系)を降板したものの、高単価のギャラで、荒稼ぎに変化は見られない。先の民放局関係者が続ける。
「彼女は同番組降板のタイミングで音楽番組『with MUSIC』(日テレ系)のMCに就任しましたが、通常放送で彼女に支払われる出演料は1回300万円と超高額。同金額は『ミュージックステーション』(テレ朝系)のタモリと同レベルなんです。さらには長時間のスペシャル放送であれば、それが500万に。同番組だけで年に1億5000万円を超える収入となります。講演会でも有働のギャラは90分200万円と文化人最高クラス。ギャラ単価はアナウンサー全体でもトップでしょう」
3位の高島彩もウハウハが止まらない。広告代理店関係者が解説する。
「地上波での仕事は『サタデーステーション』(テレ朝系)と『ワールド極限ミステリー』(TBS系)の二本柱。それぞれギャラ1回100万円。2番組だけで年収1億円に達します。さらにJTG証券のCMギャラが年契約で4000万円です」
今後も景気のよさは加速する一方だという。
「6月9日からBSフジで冠番組『TSUCHIYA presents 高島彩ゴルフはじめました。』がスタートしました。大手建設会社がメインスポンサーだけでなく、スポーツ用品のアルペンが協賛に付いていて、BSの番組ながら高島のギャラも150万円は下らないでしょう。今後は週3本の出演だけで『週給350万円以上』ですよ」(広告代理店関係者)
とりたててブレイクの気配を感じさせないにもかかわらず、皆藤愛子もガッチリ儲けているようだ。
「TBS系『ゴゴスマ』金曜アシスタントのイメージが強いですが、実は他にも『書道Ⅰ 書はアートだ!』(Eテレ)、『クリックニッポン』(テレビ東京系)、『みんなでSDGs』(BSフジ)など、6本のレギュラーを抱える超売れっ子なんです。厚生労働省関連のイメージキャラクターも務め、ここ数年、1億円の大台超えを続けています」(広告代理店関係者)
同様に、「ぽかぽか」(フジテレビ系)MCを担当する神田愛花も〝薄利多売〟で稼ぐ。フジ関係者が語る。
「同番組出演料は〝フジの昼の顔〟としては格安の1回30万円です。それでも月20日の出演で月収600万円。さらには単発で多くのバラエティー番組にゲスト出演していて、月収800万円はベースとして確保している。『ミツカン』のCM契約料を加味すると、年収1億3000万円が妥当でしょう」
■ 人気フリー女子アナ「荒稼ぎ」ランキング2024
1位:ホラン千秋(35)2億7000万円/「Nスタ」(TBS系)、バラエティー番組
2位:有働由美子(55)1億7000万円/「with MUSIC」(日テレ系)、講演会
3位:高島彩(45)1億6000万円/「サタデーステーション」(テレ朝系)、「ワールド極限ミステリー」(TBS系)、ゴルフ番組
4位:皆藤愛子(40)1億4000万円/「ゴゴスマ」(TBS系)など複数レギュラー番組
5位:神田愛花(44)1億3000万円/「ぽかぽか」(フジ系)、バラエティー番組
6位:森香澄(29)1億1000万円/バラエティー番組、写真集、CM
7位:鷲見玲奈(34)1億円/CM
8位:宇賀なつみ(37)8000万円/バラエティー番組、企業イベント
9位:新井恵理那(34)6000万円/CM、バラエティー番組
10位:竹内由恵(38)5000万円/バラエティー番組、ボクシング中継