芸能

街裏ぴんく「嫁と二人三脚で芸人を続けてきた」/テリー伊藤対談(1)

 今年3月の「R-1グランプリ」(フジテレビ系)で見事優勝、今最も注目を集める芸人のひとり、街裏ぴんく。芸歴20年、その裏には献身的な妻のサポートがあった。優勝の裏エピソードから「ウソ漫談」誕生のきっかけまで、実は漫談家大好きの天才テリーがすべてを聞き出した。

テリー 呼び方は「ぴんく」さんでいいの?

街裏 はい、何でもご自由に。ぴんくでも街裏でも。

テリー ぴんくさんの漫談見させてもらったんですよ。すごいね。あれ、「ウソ漫談」って言うんですか。

街裏 いやぁ、まだ呼び方は決まってなくて。

テリー 「俺、モーニング娘。の初期メンバーだった」とか「プールで石川啄木に出会った」みたいなウソをずっと展開していくというね。

街裏 はい、ありがとうございます。見ていただいて。

テリー で、今年の「R-1グランプリ」で優勝。よかったですね。

街裏 ありがとうございます。一緒にライブに出てる芸人も年下が結構増えてきて、その中から面白い芸人がたくさん出てくる中で、ちょっと肩身が狭くなってきてる部分もあって、早く結果を出さなきゃなと思っていたので、ほんとよかったです。

テリー 自信はあったの?

街裏 R-1はこれまで芸歴10年以内しか出場できないルールだったんですけど、今年からそれが撤廃されたので、優勝しかないなと思っていて。気づいたら、賞レースが一番大きな軸になってるのも悔しいですけど。自分でひっくり返せなかったというか。

テリー 芸歴は何年?

街裏 ちょうど20年です。

テリー そうか、じゃあ、結構長い間苦労があって。優勝して空気は変わりました?

街裏 そうですね。嫁さんもずっと支えてくれて。僕、アルバイトをやっては続かずに辞めるっていう生活で、嫁さんに負担かけてたんです。

テリー お子さんは?

街裏 いないんです。そんな中、ほんとに家のことをやりながら働いてくれて。おかげで自分はお笑いに打ち込めたので。

テリー ということは奥さんも大喜びだね。

街裏 ファイナルステージが終わって、結果が発表される瞬間に、ほんとに気づいたら泣いてて、無意識に僕、崩れ落ちてたんですよね。で、嫁さんも家のテレビで、1人で立ちながら見てたらしいんですけど、僕が優勝した瞬間、やっぱり無意識に僕と同じ体勢で崩れ落ちたって言ってました。

テリー 奥さんはどんな人なんですか。

街裏 元々僕のファンでいてくれた人で、それで結婚したので、いまだに3日に1回ぐらいは相談してますね。まだテレビにも慣れてなくて、「今日うまいこといったな」と思える日がなかなかなかったりするんで、「じゃあ、ああいう場合はどう出たらよかったんか」とか。

テリー へぇ、そんな相談するんだ。

街裏 はい。お笑いが好きな嫁で、結構前のめりに考えてくれて。僕、お酒が飲めなくて、先輩芸人の方からあんまりアドバイスもらう機会もないんですよ。なので、そういう感じで嫁と二人三脚でやってます。

ゲスト:街裏ぴんく(まちうら・ぴんく)1985年、大阪府生まれ。高校の時の友人と漫才コンビ「裏ブラウン」結成。コンビ解散後、2007年にピン芸人に転向し、「街裏ぴんく」として活動を開始。日常から脱線していく世界観を描いたファンタジックな「ウソ漫談」で人気を博す。3月に「第22回R-1グランプリ2024」で優勝。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」