6月末から1ドル160円台で推移し、7月に入っても、依然として歴史的な円安水準が続いている。日本人にとって、海外旅行は厳しい状況にある。とりわけ日本人に人気の高いタイでは1バーツ=4.3円に。これに物価高が重なり、昔のように気軽に旅行できる国ではなくなってしまった。
ではどうするのかといえば、東南アジア好きの男性旅行者の間では、ベトナムが人気急上昇中だという。
2024年7月現在、1円=157.772ベトナムドンと円安は続いているが、何がそこまで引きつけるのか。最近、頻繁にベトナムを訪れている男性に話を聞くと、
「タイのナイトライフは年々値上がりしていて、現在ではホテルに連れ出して遊ぶとなると、2万円はくだらない。もちろん交渉次第で安く遊べる女性もいますが、やはりそれなりのレベルです。それに、タイ語しか話せないのがネックですね。その点、ベトナムでは表向きにはNGとされているものの、裏ではアレ系のマッサージは多く、日本円にして6000円程度。女性のレベルも高いんです」
この男性によると、ベトナムには色白で小柄な、日本人好みの女性が多いという。さらに、ベトナム人女性の魅力について、男性がまくしたてる。
「日本に技能実習生が多いのを見てもわかるように、ベトナムでは日本語を話せる子が多いんですよ。同じ料金を払っても、タイでは日本語を話せる子と遊ぶのは難しい。それなら、ベトナムで遊んだ方が、コスパがいいと思いますね」
現在、ベトナムのホーチミン(写真)に駐在する男性も、これに同調する。
「ベトナムでも物価は上がっていると言われますが、それでも日本人にはまだまだ安く感じます。先日、タイのバンコクに出張に行ったら、外食から夜のお店まで全てが高くて驚きました。ホーチミンは現在も、10年前のバンコクと同じくらいの物価感覚です。以前はタイが好きだった日本の知人も、『今はベトナムが熱いんだよ』と言って訪れます。よく案内してあげていますよ」
10年ほど前まではベトナムは女性に人気があり、タイは男性に人気が高いというイメージがあったが、今やその傾向は変わってきているのだ。