毎年夏の恒例になっている「真夏の絶恐映像 日本で一番コワい夜」(テレビ東京系)が今年も7月3日に放送され、オカルトファンを興奮させた。所有すると災いをもたらす「因縁物」を紹介したり、タレントが事故物件に一晩泊まって何が起こるのかをレポートしたり、あるいは心霊写真を公開するなど、心霊好きにはたまらない番組だ。今では数少ない心霊番組とあって、マニア必見となっている。
そんな番組に「異変」が起こった。レギュラー出演者だった西村知美の姿がなかったのである。番組にとって、西村は「欠かせない存在」だったはずだが…。オカルト番組を手掛けたことがあるテレビ関係者が言う。
「西村は霊感が強く、多くの心霊体験をしてきたこともあり、番組のアドバイザー的立場を担ってきました。怪奇スポットを訪れてレポートし、心霊写真を撮るファインプレーもあります。ところが昨年は特段の告知もなく、出演しませんでした。スケジュールの都合で1回だけお休みしたのではないかと思っていましたが、今年も出演していない。西村はブログで、これについてはいっさい触れていません」
なんとも不思議な降板劇だが、理由はいくつか考えられると、テレビ誌記者が言う。
「まずは西村の霊感がなくなったからだ、という説があります。西村は2021年にブログで、心霊写真を撮れなくなったと告白しています。その理由を『スマホを新しくしたから』と彼女は考えていますが、とても信じられません」
心霊写真が撮れなければ、怪奇スポットのレポートで期待に応えることができず、出演する意味は薄れる。もうひとつの理由が、
「霊障を恐れたのかもしれません。西村は最後の出演となった2022年の放送で、番組収録の朝に目が異常に充血したと明かしました。すぐに治ったようで、何らかの病気ではなく、霊障である可能性が高い。番組を降板するには十分な理由です」(前出・テレビ誌記者)
西村のコメントは的確で気の利いたものが多く、オカルトマニアの間で評価は高かった。来年は戻ってきてくれると信じたい。
(鈴木誠)