令和最強の女子アナを決める頂上決戦はBブロックへ。初戦は局看板を背負う中堅実力派がガチンコ対決。事実上の「優勝決勝戦」と見られた大一番には意外な結末が待っていた!
先に土俵入りを果たしたのは〝ミトちゃん〟の愛称で女子アナ界の東の横綱に君臨する日本テレビ・水卜麻美アナ(37)だ。ミトちゃんの得意技と言えば「ZIP!」で毎朝7時ちょい前の「一緒にあさごはん」で披露する食レポに他ならない。
女子アナ評論家・川藤慎太郎氏も、手放しの高評価だ。
「食レポの技術は歴代女子アナでもダントツNo.1でしょう。食べ物を口に含む瞬間に目をつぶり、無言で味わったのち、体を震わせて『あ〜』とうなり、さらにカメラ目線で目を見開いて『おいしいです!』と続ける流れは、もはや伝統芸能の域。これ以外にも、無言でモグモグ食べる『一心不乱パターン』、口に含んだ瞬間に目を見開く『食べて0秒で感動パターン』などを駆使して、視聴者に飽きられないようにしている」
今や水卜アナに追いつけ追い越せと食レポに精を出す他局の女子アナが続々。
続いて西の土俵に上がったのは、TBS・江藤愛アナ(38)。早朝は「THE TIME,」の木、金曜日司会を担当し、お昼は「ひるおび」で恵俊彰のアシスタント。他にも音楽番組「CDTVライブ! ライブ!」とオーバーワークとも思える露出過多。八面六臂の出ずっぱりアナはまさにTBSの屋台骨の如し。
「後輩の良原安美アナのようにダイナミックなバストを持っているわけでもないのに江藤アナにばかり仕事が集中しているのは、制作サイドからの『直接指名』があるから。TBSでバラエティーを手がけるプロデューサーによれば『美貌で花を添えつつ〝野心〟を感じさせない今どき少ないタイプ』と高評価でした。現場スタッフからも、自己主張の強い女子アナより地味にできる実力派という評価ということ」(前出・川藤氏)
ちなみに江藤アナの同期は、女優に転向した田中みな実(37)。しかも田中とは準ミス青学というキャリアも同じ。
芸能評論家の佐々木博之氏がこう解説する。
「なぜ江藤アナが出ずっぱりになっているのか局幹部に聞くと、彼女が登場するとSNSが敏感に反応するからなんだそうです。今やテレビは視聴率よりSNSでの話題性が重要なんですよ。もしかすると、局幹部だけでなく男性視聴者も、スキャンダルとは程遠い地味アナに注目しているのかも。現在TBSは小川知子アナ(52)がアナウンスセンター長を務めていますが、江藤アナは間違いなくこの路線に続くはず」
抜群の安定感を誇る江藤アナは、21年、入社12年目でエキスパート特任職トップスペシャリストに大躍進。対する水卜アナも今年6月にチーフスペシャリストに昇格と、お互い相手にとって不足なし。気合い十分、制限時間いっぱいの待ったなしではっけよい!
しかし、ここで思わぬハプニングが!
「皆さんからの期待を裏切ってしまう行為。改めて深くお詫びします」
6月20日、水卜アナは番組で昨年、系列局で寄付金の着服が発覚した「24時間テレビ」に関して謝罪。その上で今年8月31日・9月1日に例年通り開催することを発表したのだ。
横綱相撲ならぬ、まさかのネコ騙しにより江藤アナはあっけなく土俵下に転落!?
これには観客席から、
「なぜ一社員に謝らせるのか。水卜アナがかわいそう」
「ミトちゃんを泣かせてはあかん」
この、座布団が乱れ飛ぶ事態に前出・佐々木氏がダメを押す。
「結局、日本人はまるぽちゃタイプが好きなんですよ。加えて水卜ちゃんは極めて色白、庶民的で食べる姿を見せるあけすけなところが好かれるんです」
存続が危ぶまれる自局老舗番組の窮地を、涙の謝罪で切り抜けた水卜アナに軍配が上がった。