政治

岸田文雄「悪あがき総理続投」突きつけられた「3大条件」(2)「トランプ氏との強いパイプ」

「確かに岸田さんを巡っては周囲がゴソゴソ動き出しているな。このまま消去法で再選されることも十分にありうる気もする」

 そのうえで政界関係者は、岸田総理が突きつけられている「続投への3大条件」を挙げつらう。事の詳細はこうだ。

「何よりもまず岸田さんが考えなければいけないのは、麻生(太郎副総裁・83)さんの処遇。唯一存続する派閥のトップでもあるし、引退話もささやかれているが、本人はまだまだ表舞台に立ち続けるつもりのはずだ。ほかならぬ岸田総理の後ろ盾であり、政権の『重し』になる存在として重用しないと機嫌を損ねかねないんだよな」

 副総裁をそのまま続けさせる、あるいは改造内閣で要職に就かせるといった「手形」があれば、麻生氏がこれまで先導してきた「ポスト岸田探し」の動きを止める可能性は高いというのだ。

「麻生さんはトランプ次期大統領候補との強いパイプも有名だし、外務大臣あたりに再抜擢して、『来たるべき米国との外交に備える』とでも説得すれば首を縦に振るだろう」(政界関係者)

 言い換えれば党内のキングメーカーに対して、最大限の敬意を払う必要がある、ということだ。山村氏によれば、これに関しては岸田総理も承知の上だという。

「6月中に2週連続で麻生副総裁と会食していますが、明らかに異例の頻度。恐らく『総理と麻生さんはうまくやってる』とアピールするための、岸田総理サイドからのリークではないかと思っています」

 言葉ではなく、動向が外野へのメッセージとなるのは、永田町の常だ。ただ、その麻生副総裁を領袖とする麻生派には、前回の総裁選で岸田総理に肉薄した小石河連合の一角・河野デジタル相が在籍している。

「河野大臣は、父親の洋平さんが麻生さんに『息子を頼む』と頼んで派閥入りした経緯がある。息子が将来的に麻生派の後継になることをにらんでの発言だった。その言葉どおり、麻生さんの引退後は彼が派閥を率いることになるだろうが、今のところはその気配がまったくないんだよ。こっちはもう少し親父さんのように、『自分が政権与党の総裁になる』という気概を見せてほしいと思っているんだが。 ただし小石河連合は国民的な人気がある。進次郎や石破さんも閣僚になれば、政権の負のイメージは大きく変わり、支持率も上向くはずだ。だから、岸田さんは続投のために、是が非でも彼らを取り込む必要があるんだよ」(政界関係者)

 これが2つ目の条件にほかならない。それにしても、政治家の人気だけで国家の運営ができるなら世話はない、と思うのは素人考えだろうか‥‥。

カテゴリー: 政治   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」