スポーツ

上沢直之「レッドソックス戦力外」で絶対に避けたい有原航平の「大ヒンシュクな前例」

 ボストン・レッドソックスの上沢直之投手が、メジャー登録の40人枠から外れたことが分かった。Designate for Assignment(DFA)と呼ばれ、事実上の「戦力外」となる。

 上沢は日本ハムからポスティング制度でレイズに入団。その後、金銭トレードでレッドソックス入りしたが、2試合に登板して勝敗はつかず、マイナーへ降格。傘下の3Aウースターで13試合に登板し、3勝3敗、防御率6.54と精彩を欠いていた。

 DFAされた選手は、その日から7日以内にトレードされるかウェーバー公示されるが、上沢の成績を考えると、獲得を申し入れる球団が現れる可能性は限りなく低い。日本球界に復帰するのではないかとみられているが…。スポーツライターが言う。

「日本に戻るのであれば、わずかな移籍金でメジャーへ送り出してくれた古巣の日本ハムと交渉するのが筋。何の制約もなく他球団と交渉したら、ポスティングシステムの悪用と捉えられかねない。日本ハムからレンジャーズに移籍し、DFA後にソフトバンクに入団した有原航平はファンから大ヒンシュクを買い、否定的な意見が噴出しました。日本ハムは今季、先発陣が手薄なため、上沢の復帰はウェルカム。Aクラス入りの大きな原動力になるでしょう」

 奇しくも日本ハムの公式Xは7月8日に〈coming soon… #7月11日情報解禁 #lovefighters〉と投稿しており、一部ファンから「上沢が帰ってくるのか」と推測する声が上がっている。実際はイベントの発表だろうとされるが、上沢の名前が挙がったのは、それだけ復帰への期待がファンの間で膨らんでいるからかもしれない。

(ケン高田)

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