元バレーボール全日本代表選手の益子直美さんが、元巨人・岡崎郁氏のYouTubeチャンネル〈アスリートアカデミア【岡崎郁公式チャンネル】〉に出演し、高校時代に記録した驚異の背筋力を明かした。
益子さんが全日本代表入りしたのは、共栄学園高校3年時の1984年。同年の春高バレーで、八王子実践高校の連勝記録を106(当時)で止める。準優勝に大きく貢献したのは、益子さんのバックアタックとジャンピングサーブだった。ジャンピングサーブの位置はコーチの指示により、徐々にネットから離れて後方に…。それを難なくこなした秘訣を、益子さんは次のように明かしている。
「私、背筋力がすごく強かったんですね。当時、女子高生で200キロぐらいあって」
これに岡崎氏は仰天。
「200キロ!? 絶対ないよ」
近年では全国的な男女・年齢別の背筋力の平均値は算出されていないが、14歳から18歳の女性の背筋力は85キロほど。かつて雑誌「Tarzan」2022年11月24日発売号では、アスリートや芸能人男女22名の背筋力を計測。女性では柔道家の角田夏実が121キロ、アイドルの岸本ゆめ75.5キロ、プロレスラーの白川未奈が79キロ、なつぽい80キロ、バレリーナの光永百花58キロ、涌田美紀60キロ、アルティメット選手の田村友絵81.5キロ、アイドルの時東ぁみ73キロ、フットサル選手の松本直美が97.5キロだった。バレーボール選手の佐藤優花は136キロであり、柔道家をも凌ぐ女性1位を記録した。佐藤は「アタックを打つときは、背中を鞭のようにしならせて全身の力を掌からボールに伝えるので、背中の筋肉は大切」と語っている。
もちろん天性の素質もあったのだろうが、益子さんの驚異的な背筋力は、競技の中で培われた能力なのかもしれない。
(所ひで/ユーチューブライター)