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大谷翔平「“アゲアゲ”サービス精神」の裏事情(1)大谷流の心配り

 我らが大谷が最近、「キャラ変」に成功している。昨季までと比べて明らかに笑顔が増え、ポジティブなムードを漂わせているのだ。絶好調の成績がそうさせるのか、あるいは新妻とのプライベートがよほど充実しているのか‥‥。

 7月17日のオールスター戦でも先制のスリーランを放ち、存在感を見せつけた大谷翔平(30)。日本に伝わるメディアの映像からも、「明るくなった」ともっぱらの評判だ。現地のMLBライターが言う。

「万年下位のエンゼルスとは違い、ドジャースは常勝球団。今季も大谷の活躍でナ・リーグ西地区のぶっちぎり1位です。『プレーオフで戦える強いチーム』がFA移籍の最重要ポイントだった大谷ですから、純粋に今の状況が楽しいのでしょう。確かに取材をしていても、練習中もプレー中も、笑顔を浮かべることが多くなりました。それに、開幕早々の『水原一平問題』に大方ケリがつき、野球に集中できる体制も整った。低調だった打撃が上向いたのも5月以降のことで、水原問題の収束とリンクします。真美子夫人(27)という愛する伴侶も見つけ、自然と顔がほころぶのでしょう」

 スポーツライターの飯山満氏は大谷の変化に関して、同僚や監督との関係良化を指摘する。

「移籍当初は、実は米国内で『チームメイトとうまくやれるのか?』と疑問視されていました。前後を打つベッツ(31)もフリーマン(34)も陽気な選手ですが、MVPプレーヤーとしてのプライドがぶつかるのではないか、と。特にフリーマンは、盗塁フリー権を持つ大谷のために、打てていた球を見送ったりもしなければなりませんからね」

 だが、周囲を黙らせるほどの打撃成績に加えて、大谷流の〝心配り〟によって選手間の絆は深まったという。花巻東の後輩・佐々木麟太郎(19)が5月にドジャースタジアムに見学に来た際には、

「他の選手の練習の邪魔にならないよう気を遣って、当日は直接会いませんでした。また監督室にワインセラーがあるほど酒好きで有名なロバーツ監督の誕生日には、日本製のウイスキーと大吟醸を贈るなどもしており、みずからチームに溶け込むため、最大限の配慮をしている。そんな様子がチームメイトに伝わり、互いに心許す関係になっているようです」(飯山氏)

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