五輪後の引退を早々に表明したのは、女子バレー代表の屋台骨、古賀紗理那(28)だ。専門誌記者によれば、
「国内リーグでは3年連続ベスト6、2年連続MVPとキャリアのピークにあり、『引退には早すぎる』との声が圧倒的です。ただ個人的には、夫で男子日本代表の西田有志(24)とは所属チーム事情で別居婚状態にあり、これからの人生プランを考えた結果、姉さん女房の古賀が引退し、妊活の準備に入るだろうと予想はしていました。夫婦共に代表の要となる選手ですから、2人のジュニアは将来のバレー界を背負う選手になってほしい」
根強い女子バレー人気もさることながら、男子バレー代表も最新の世界ランキングで2位と、人気、実力共に今、上昇気流の中にある。
今大会の中継においても、男女バレー日本代表の試合は大人気で、各局の奪い合いになったという。
「一時期は低迷していた日本バレー界を立て直したのは、川合俊一日本バレーボール協会会長(61)。元タレントだと侮るなかれ。代表の強化、協会の運営健全化を見事に推し進めています」(スポーツ紙記者)
なかなか定着しなかったキャッチコピー「龍神NIPPON」(男子)、「火の鳥NIPPON」(女子)をスパッと廃止し、チームが強くなるにはカネも必要と、みずからの人脈でスポンサーも集めて回った。その結果、チーム力向上に加えて、
「とりわけ体の大きな代表選手団は、今回の五輪で初めてビジネスクラスでの移動ができたそうです」(スポーツ紙記者)
中継枠同様に、先の古賀を巡っても各メディアが争奪戦を繰り広げている。
「実績、ビジュアル共に高水準で、『五輪後のスポーツキャスター枠に』とテレビだけでなくスポーツ紙やネットメディアが群がっています。引退が確定しているだけに、すでに具体的オファーを入れた媒体もあり、古賀は『最後の五輪に集中したい』と返答を保留にしているとか」(スポーツ紙記者)
そんな古賀と並ぶ〝人気者候補〟が、女子やり投げの北口榛花(26)だ。陸上関係者が語る。
「現状で日本人史上唯一の世界陸上女子フィールド競技のメダリストで、今大会で初の五輪メダルが期待されます。地元・旭川市で一番の進学校に通っていただけあって、頭の回転が速い。大学時代、チェコ人のコーチに指導を仰ぐため、単身チェコに渡りましたが、チェコ語もすぐに覚えたそうです。明るい性格でテレビ向きのコメント力も抜群。金メダルを取れば一気にお茶の間にも浸透するでしょう」