「週刊文春」との裁判のため芸能活動を休止しているダウンタウン・松本人志による「場外戦」が波紋を広げている。
松本の代理人弁護士が7月12日、読売テレビの「情報ライブ ミヤネ屋」に対し、7月11日放送の同番組で「不適切な偏向報道及び事実に反する内容の報道があった」として抗議を申し入れたことを公表。文春側に肩入れした報道をしていると指摘した。
さらに、以前からの同番組の報道についても「松本氏の名誉権の侵害を助長する内容であることに疑いを差し挟む余地はなく、貴局に対し、強く抗議を申し入れます」と強調した。
これに対し、読売テレビの松田陽三社長が真っ向から反論。松本側と読売テレビの対立が際立っているのだ。
松田社長は7月25日の会見で「事実関係について誤解がある」との見解を示した。加えて「番組内での訂正の予定はない」と断言。報道局でも訂正する必要はないという判断が下された、と明かしている。
こうして全面衝突の様相を呈する松本と読売テレビだが、危惧されているのが、松本復帰後のゴタゴタだ。
「松本がテレビに復帰したとしても、読売テレビが制作する『ダウンタウンDX』には意地でも出ないでしょう。現在は浜田雅功の単独MCで継続中ですが、このまま打ち切りになる公算が極めて高くなりました。日本テレビの『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』も系列局である読売テレビで放送されているため、松本は出ようとしないのではないか。1989年の『ガキの使い』スタート以降、ダウンタウンと良好な関係だった日本テレビですが、今回の『ミヤネ屋』問題で完全決裂となるかもしれません」(テレビ関係者)
歩み寄りの可能性は低そうである。
(山倉卓)