日本テレビ系列の日本海テレビで経理を担当していた元経営戦略局長が、10年間にわたって「24時間テレビ」(日本テレビ系)の寄付金を着服していた問題。12月2日放送の「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)で明石家さんまが、この件に関して触れる場面があった。
リスナーから、この事件があったので来年はさんまが「24時間テレビ」の司会をして番組を明るくしてほしいとの便りが。それを受け、さんまは、来年の「24時間-」について「(日テレが)どうすんのかも分からない状態になってしまってるのは事実ですよ」として困惑。
さらに、日テレ系「誰も知らない明石家さんま」「行列のできる相談所」などを手がけるプロデューサーから昔、「(100キロマラソンを)走りながら24時間テレビの司会やってもらえませんか?」とオファーされたことを明かし、「『死んでまうわ、アホ!』言うたの覚えてるんですけど」と言いつつ「それしか残ってないよね…もう」と冗談半分で語った。
「さんまは続けて『1人か2人のせいで名物番組がなくなるかもしれないというのは、本当に残念』とも語っており、冗談ではなく『24時間テレビ』存続の危機的状態が垣間見えます。この問題については元日テレのフリーアナ・徳光和夫も46年間携わっていたこともあり、ラジオ番組で『本当に許せない』と語っている。このイメージのままでは、芸能人側も出演オファーを受けたくないでしょうね」(芸能ライター)
長年続くチャリティー番組だけに、芸能界にも大きな衝撃を与えたようだ。
(鈴木十朗)