7月29日、パリ五輪のスケートボード男子ストリートで、最後の「ベストトリック」での大逆転で五輪連覇を果たした堀米雄斗に日本中が熱くなった。
各選手、最後のトリックを残した段階で堀米の得点は184.06点。トップのジャガー・イートン(米国)とは96.98点の差がある。最後のトリックで、大会最高点の97点を出さないと金メダルは取れないという危機的状況だけに、感動は大幅増量だった。
そこで堀米が選んだ技は「ノーリー270バックサイドブラント」。パリ五輪最終予選でラストに繰り出し、逆転でパリへのチケットをつかみ取った同じ大技だ。
そんな劇的な展開だっただけに、日本列島はホリゴメで大盛り上がりだったわけだが、そのおかげで意外な形でにわかにクローズアップされた日本人アスリートがいた。それがJリーグ・新潟アルビレックスに所属する、DF堀米悠斗なのだ。
「新潟の堀米は、スケートボードの堀米選手とは『ゆう』の漢字が違うだけで、以前から間違えられることが多かったのです。2021年の東京五輪で雄斗選手が金メダルを獲得した際には、悠斗選手に間違って祝福のメッセージを送る人が続出したという逸話があります。そのおかげでフォロワー数が倍増し、悠斗選手は自身のX(旧Twitterに『なんもしてないのになんかフォロワー増えててワロタ』と投稿していました」(エンタメ誌ライター)
この偶然の縁があり、スケボーの雄斗を応援するようになったというサッカーの悠斗だが、雄斗が試合前に自身のXに投稿したメッセージを引用する形で「東京オリンピックではお世話になりました。ご無沙汰しております。今年のオリンピックも密かに、そして熱く応援しております」と応援メッセージを投稿している。
その流れでサッカーの悠斗は7月30日に「朝起きたら最高のニュース!!本当にかっこいいな、おめでとうございます!!」と喜びを投稿している。
「個人的には生で見てなかったのかとツッコみたいところですが、今回も悠斗選手には間違って祝福のメッセージが送られてきたり、フォロワーが増えたりという現象が起きているようですね」(サッカーライター)
ここまできたら、サッカー界の「ホリゴメユウト」にタイトル奪取を期待したいところだ。
(石見剣)