18歳で上京し、大御所演歌歌手の付き人を経験。そして今や芸能界を代表する「ボートレース伝道師」とも呼ばれているのが、タレントの永島知洋(45)だ。ボートレース歴は25年。ほぼ毎日のようにユーチューブの生配信番組に出演し、的中させまくっている舟券術の秘密に迫る!
─ボートレースを覚えたのは18歳の頃だとか。
「当時は買ってないですからね(笑)。細川たかしさん(74)の付き人をしていて、新宿コマ劇場(08年閉館)なんかで舞台公演を打つ時に、出演俳優の方々が色々と教えてくれました。舞台は毎日あるから、週末中心の中央競馬より、毎日やってるボートレースがよかったんでしょうね。
僕は一番ペーペーで、レースの電話中継を聞いて皆さんに実況する係でした。公衆電話だったから、ものすごい勢いで10円玉がなくなっていったのを覚えています(笑)。初めて生でレースを見たのも、博多座公演に行った時のこと。21歳でした」
─その後、すぐにハマッてしまったんですか。
「そうですね。もちろんお金もないし、毎日バンバン買っていたわけではないですが。その代わり、当時住んでいたアパートの部屋が1階で、大家さんに『頼むから2階にスカパー!のアンテナをつけさせてくれ』ってお願いして、レースのプレイバックを夜通し観ていました。僕ほど月額料金の元を取った視聴者はいないでしょうね(笑)。
当時は知らない選手もたくさんいたし、レースを観るたびに新しい発見がありましたね。仕事がなくて時間があり余っていたので、本当にスカパー!のレジャーチャンネル漬けでしたよ。僕のボートレースの基礎は、あの時期に培われたんだと思います」
─若さゆえの失敗談などはありますか。
「20代前半かな、ボートレース戸田から都内の自宅まで、歩いて帰りました(苦笑)。仕事で地方の場に行って、ギャラ以上に負けて帰ってくることもザラでしたよ。逆に最終レース前、ガチで600円しか財布に残ってなくて、帰りの電車賃にもならない。だから『いってまえ!』って1・3・5の3連単ボックスで突っ込んだら、それが300倍ついたことも。5号艇が光って見えたんです(笑)。あれも若かったがゆえの思い出ですね」
─有り金を全部つぎ込むのが真のギャンブラーなんでしょうね(笑)。
「あとこれは最近ですが、坂上忍さん(57)の生配信番組に出演させていただく時は、ちょっと投資金額が大きすぎる(苦笑)。坂上さんに『このくらい(の金額)なら永島は大丈夫』と思ってもらえるくらいになれた、というのは単純にうれしいですけどね」
─では逆に大儲けしたエピソードは?
「本場の予想会で1100倍ぐらいの特大万舟を当てたことがあります。僕は結構、見ているお客さんとか配信のコメントなどで『なんやその買い目は』とか『当たるわけないやろ』とか言われやすいんですよ。だからその時は払戻金が帯(100万円)いってたんで、換金してお客さんに『どや、見たか!?』ってやろうと思って。ただ、よく考えたらキャッシュレス投票だったので、自分のカードに入って現金で出せなかった。それだけが心残りです」