世間を騒がせているYouTuberでタレントのフワちゃんの不適切投稿だが、五輪ニュース中心にシフトしているワイドショーでは、あまり正面から取り上げることがなかった。
その中で、8月7日に放送された「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」(TBS系)は番組途中で五輪における誹謗中傷問題と重ねる形で、今回のフワちゃん騒動を取り上げた。
やす子に対する投稿を〈お前は偉くないので〉〈予選敗退でーす〉と紹介したが、最も問題となっている〈死んでくださーい〉の一節はあえて自主規制したと、MCの石井亮二が説明。
出演者たちは、おおむね批判側ながら言葉を濁すコメントに終始したが、コメンテーターの1人、古舘伊知郎だけは、正面からぶった斬った。
古館はまず不倫騒動で活動休止を申し入れたKAT-TUN中丸雄一の件に触れると「アパホテルの時だけなぜアパ不倫と言われるのか」「(メディアが)アパ不倫と言いたいだけではないか」と、独自の視点のコメントでスタジオを笑わせていたが、フワちゃん騒動に関しては「決して(フワちゃんを)擁護するわけではない」と前置きしつつ、メディアや世間に対して苦言を呈した。
「フワちゃんの投稿内容については『ひどいと思う』と怒りを露わにしていました。しかし古館氏は『もともとフワちゃんて、敬語使わないし年上に対して礼儀が云々と…』『そもそもメディアは彼女の言動を面白がってきたわけでしょ』と指摘し、それで売れて、CMに起用するまでになったことこそが問題だと言っていました。でも、それが認められたことで言葉の垣根が下がり、本人が勘違いしていたのではないかと。もし最初からダメならCMに起用しなければいいと、静かな口調ではありましたが少し声高になっていましたね」(週刊誌記者)
CMといえば今回の炎上を受けて、フワちゃんが出演していたGoogleの「Google Pixel」のCMがすべて閲覧できないように凍結されている。超大手のスポンサーから速攻でクビを切られた形だが、そもそもフワちゃんのキャラクターをヨシとしたのはGoogleだ。
そのあたり、古館のストレートコメントをどう感じているのだろうか。ぜひ、聞いてみたいものだ。
(田村元希)