フリーアナ・古舘伊知郎の、テレビ朝日時代の話である。
メイクルームでメイク中だった鏡越しの石川ひとみに「石川ひとみさん、この前は出てくれてありがとうございます」と挨拶するも、返答に愛想がなく「感じ悪いのよ…」。何度かこのやり取りを繰り返すと、その女性がスッと振り返り「私、倉田まり子です」。ああ、とんだ勘違い!
そんなエピソードを明かしたのは、自身のYouTubeチャンネル〈古舘伊知郎チャンネル〉(12月14日)でのことだ。
「似てるとか似てないなんて、言い訳にならない。喋り手としてあり得ないじゃん、そんなこと。肝に銘じてるつもりだけど、混乱することってあるの」
苦々しい表情で過去の失敗談を振り返る古舘だった。
「これを聞いて『わかるわかる』と頷いたアナタは、80年代のアイドル通」
と語るのは、ワイドショーデスクである。
「78年デビューの石川ひとみは、なかなかヒット曲に恵まれないながらも、11枚目のシングル『まちぶせ』が大ヒット。NHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。一方、倉田まり子はデビューした79年リリースの3枚目のシングル『HOW!ワンダフル』が江崎グリコ・ポッキーのCMソングに起用され、その年の日本レコード大賞新人賞、FNS歌謡祭最優秀新人賞を受賞した。確かによく、2人の顔が似ていると話題になっていましたが…」
古舘の失敗談には続きがある。自身がMCを務めたトークバラエティー番組「おしゃれカンケイ」(日本テレビ系)では「内藤剛志さんです」と招いて出てきたゲストが「西村雅彦」。顔と名前が混乱していたそうで、まさに赤っ恥なエピソードだったのだ。
(所ひで/ユーチューブライター)