今季メジャー最終戦「全英女子オープン」には、19年女王の渋野日向子を筆頭に日本勢が多数参戦。国内でも涙の復活優勝を飾った河本結やルーキーの政田夢乃らが北の大地で華麗なショットを繰り出す。夏のグリーンを彩る新旧美女の恋バナから意外なプライベート目撃談まで、一挙にお届けしよう。
8月22日に開幕した米女子メジャー最終戦「全英女子オープン」。ゴルフの聖地、セント・アンドリュースオールドコース(スコットランド)が舞台となっている。スポーツ紙デスクが話す。
「今年の米女子メジャー戦は、ここまで4戦が終了。2戦目の全米女子オープンでは笹生優花(23)と渋野日向子(25)がワンツー、4戦目のエビアン選手権は古江彩佳(24)がメジャー初優勝を飾るなど日本勢の大活躍が目を引きます」
特に6月の全米女子オープンは、渋野の復活劇もあって大いに盛り上がった。
「今季、主戦場の米ツアーで50位が最高で予選落ちが6回だった渋野は、全米女子の直前、かつての柔らかいシャフトに変えたのが奏功した。『新しい章のスタート』と笑っていたけど、その渋野を含めて、日本勢が14人も予選を通過したように、今の日本の女子は世界基準のタレントが豊富。世界ランキング(8月13日時点)を見ても、古江が8位、笹生が10位です」(スポーツ紙デスク)
全英女子オープンには、渋野をはじめ、笹生や古江、パリ五輪4位の山下美夢有(23)など日本勢が多数参戦。
ゴルフジャーナリストの宮崎紘一氏が解説する。
「男子は松山英樹(32)が孤軍奮闘という中、女子はすごい。中でもリンクスコースであれば古江と山下。2人共ショットメーカーで、マネージメント能力に長けています」
セント・アンドリュースの名物といえば、112個もあるバンカーだ。その中の1つは「トミーズ・バンカー」とも呼ばれている。
「78年、若き日のトミーこと中嶋常幸(69)が全英オープンの3日目、17番のポットバンカーにつかまって脱出に4打、結果9打を叩いて首位タイから脱落しました。以来、そう呼ばれるようになった。00年に最年少優勝を飾ったタイガー・ウッズ(48)も『勝つためにはバンカーに入れちゃいけない』と話していましたね」(宮崎氏)
そのあたりは、選手たちも十分、頭に入っているようで、スポーツ紙ベテラン記者によれば、
「西郷真央(22)は『絶対にフェアウェイキープ。そしてポットバンカーに入れない』と話していて、古江は『天気に左右されずに』とも付け加えていた。ここは4日間の中、時には1日の中に『四季がある』と言われている。ワンウェイ(1番から順にスタート)のため、朝7時にスタートして20時終了なんてこともあるし、取材陣は半袖シャツとダウンジャケットを持参するぐらい。スタート時間による運、不運は常にあるコースです」
となると、爆発的なスコアメイク力も武器になる。宮崎氏が2人のダークホースを挙げる。
「今季、国内4勝の竹田麗央(21)と西郷です。竹田は飛ばし屋でいながらパットもうまい。西郷はCPKC女子オープンの3日目、コースレコードを更新する11アンダーの『61』で回り、海外メディアもその爆発力を絶賛しています」