前週放送(8月14日)の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)を見ていた視聴者は、さぞ驚きを引きずっていることだろう。エンディングに小籔千豊が登場し、番組に関する「ある重大な報告」をする場面が流れたからだ。
小籔は番組ラスト、反転する扉の向こうから現れると、パネラーに向かって切り出した。
「今日はですね、番組から大切なお知らせがございます。実は今年、10周年を迎えました『水曜日のダウンタウン』…」
ところがその直後、小藪の声は消された状態で何かを話す様子が流れるばかり。これにパネラーが「えっ」「ホント?」などとア然としたのだ。
放送直後から視聴者は、小籔がなんと言ったのかの考察合戦を展開。「最終回」という最悪な結末を予想する者がいれば、「放送曜日の変更」「10周年イベント開催」「DVD発売」ではないかと主張する者も。「最終回と匂わせれば視聴率上がる説」と、番組の「説」として検証するためではないか、という冷静な意見もあった。
この先の番組表には「終」マークがなかっただけに、「水ダウ」お決まりの「おふざけ」だと解釈したいところだが、番組の総合演出を担当する藤井健太郎氏が自身のXに、
〈お騒がせしてスミマセン。ただ、秋で番組終了の話、業界関係者にはかなり前から噂が広まってしまっていたので…〉
もはや番組終了が確定と思ってしまうようなポストを投稿したのだ。
「いや、『水ダウ』が終わるという噂など全く広まっていませんし、寝耳に水です。藤井氏の策略ですよ」
と一笑に付すのは、ベテランの放送作家だ。
「藤井氏はこのポストで『終わる』とも明言していませんし、もし本当であったとしても、さすがに責任者が個人のXで報告したりしないでしょう。しかもこれをポストしたのは、まさに『水ダウ』がオンエアされる8月21日、当日です。前週の小籔の発言の続きが分かる回のオンエア日ですよ」
その真相は今夜10時からの放送で判明するだろうが、はたして…。
(友利新一)