「ちょっと1回、乃木坂の方がいらっしゃったら、僕の中での苦情を言いたいことがあって…」
この日のゲストである元乃木坂46の樋口日奈に対して、TOKIOの松岡昌宏が物申したのは、8月24日に放送された「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京系)での一幕だ。
直前まで楽しくお酒を飲み、ざっくばらんにトークをしていた雰囲気から一転、この言葉を突然かけられ「うわ…何だろう…はい」と身構える樋口に松岡はこう言った。
「僕が好きだったラーメン屋があったんですよ。モロヘイヤが入った美味いラーメン屋があって」
実は10代の頃から好きだったラーメン屋が、乃木坂にあることについて説明を始めた。
しかし、ある時からそのラーメン屋に乃木坂のファンが殺到するようになったというのだ。松岡は「(乃木坂の)ファンの方が聖地みたいに(集まっていて)…もう入れなくなった」と、大好物だったラーメンを食べに行けなくなったことの不満を樋口にぶつけたのだ。
この松岡が通っていたラーメン屋「乃木坂まる彦ラーメン」について、近辺事情に詳しいエンタメ誌ライターが次のように話す。
「埼玉西武ライオンズの源田壮亮の妻で、樋口と同期で乃木坂に加入したOGの衛藤美彩が乃木坂在籍時にオススメのラーメン店としてテレビでプッシュしたのがそのお店。乃木坂駅の近くという立地だったことで、多くのファンが足を運ぶようになりました。また、衛藤が番組で宣伝する以前から常連として通っていた経緯があったことで、お店がそれに応えて『みさ先輩セット』という衛藤の愛称を使ったセットメニューを提供していたことが、さらに聖地化した理由です」
松岡から苦言を呈された樋口は同店に訪れたことはなかったようだが、衛藤をはじめとしたメンバーたちがプライベートで訪れることがあり、そこに運よく居合わせたファンがメンバーと会話できたことをたびたびSNSで報告している。しかし、その状況では世間の認知度で乃木坂のメンバー以上といっていい松岡が通えなくなるのは当然だ。
人気者が好意的に飲食店を紹介するのは、そのお店にとっては万々歳だが苦情につながることが少なくない。常連客やお忍びで通っていた有名人には「おいおい」とツッコみたくなる問題だろう。
今回の松岡の嘆きは、意外と本気モードだった可能性が否定できないのだ。
(本多ヒロシ)