まあ、文句を言われるのは腹が立つのだろう。
最近は相方の粗品の無双ぶりに若干影が薄くなりつつある、霜降り明星のせいやだが、彼がラジオ番組で自身に文句を言う一般ファンに毒づいた。
8月24日(23日深夜)に放送された「霜降り明星のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、粗品が過去に好きだったという恋愛リアリティーショーに話題が及ぶと、(リアリティーショーの)MC・木村昴と見取り図が、そういった番組はうるさすぎることから見るのをやめたと評した。
すると、せいやは「うるさいとか言うなよ。仲間やねんから」となだめつつ、自身のSNSなどに「うるさい」という苦情が来ると語った。特に「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演した際などに、そうした文句を言われることが多いという。
せいやいわく、番組内容は最終的に編集するスタッフが決めることで、演者側はマイクで音声が拾われているのかわからないため、同じ言葉を繰り返すことがあることなどを丁寧に説明した。
そんなことから、バラエティで「うるさい」は言わないようにと、せいやは提言。理由はみんなが仕事でやっているからだというわけだが…。残念ながらその後の一言が余分だったことで〝うるさい〟批判を浴びることになってしまった。エンタメ誌ライターは苦笑しきりで、
「『一般人の奴ら、言ってくんなや』と、芸人仲間ならともかく、一般視聴者には言う権限はないとばかりの物言いをしてしまった。これにカチンときてしまったリスナーが多かったのです。その理由は当然、一般人相手に仕事をしていてその言い草なのか、言われたくなかったら芸能界を辞めて転職したらどうかなど、そういった意見の数々です」
確かに本人が仕事だと自負しているなら、仲間内だけで遊んでいるわけではない。ところが仲間には提案で、一般視聴者には命令口調では「その上から目線は何だ」と受け入れられないのは当然だろう。
そんなリスナーの気持ちをよそに、せいやは「うるさいって言ってるの腹立つねん、オレ。テレビでさ、出て楽しませようとしてねんから、ええやん、もう。ゴールデンになればなるほど、何となくうるさいとか、顔が嫌いだとか、おるわ」と不平不満の連続だったが…。
冷静にまとめると、やはり「転職」はあながち間違った提案ではないのかもしれない。
(田中康)