果たして池谷アナは、同期2人を超えることができるのか。ひと足早くフリーに転身した森の活躍ぶりについて、丸山氏はもろ手を挙げて絶賛する。
「SNSにグラビアや写真集、テレビのバラエティー番組にドラマ出演と、その活躍ぶりはすさまじい。元TBSの田中みな実(37)が切り開いた新たなフリーアナ像を踏襲しながら、田中自身が手を付けなかったSNSも開拓しています。もはや後に続くアナウンサーは踏むところがないんじゃないかと思うくらいです」
8月26日放送の「オールナイトニッポン0」(ニッポン放送)のパーソナリティに起用されるなど、破竹の快進撃をみせる森。その活躍の背景にあるのが「セルフプロデュース力」と「タレント性」だという。
「SNSでは男女共に注目されるよう、定期的にダンス動画をアップしていますし、『森香澄の全部嘘テレビ』(テレビ朝日系)ではキャバ嬢のコスプレ姿も披露している。元局アナでは前例がないほどのタレント性が垣間見えますね。来年30歳になりますが、30代ならではの活躍が期待できそうです」(丸山氏)
一方、絶大な好感度を武器に〝ポスト大江麻理子〟に向けて突き進んでいるのが田中アナだ。
「ライバルになりそうな若手アナがどんどん退社したことで『見渡せば若手のてっぺんにいた』という側面もありますが、次期看板アナのポジションは盤石という印象です。『モヤさま』で一般的な知名度を獲得しながら『ワールドビジネスサテライト』で着実に実績を積む。硬軟両方がうまく相乗作用していると思います」(丸山氏)
バラエティーと経済報道という異なる番組で活躍している様子は、まさに〝女子アナ界の二刀流〟とも言えそうだが、そのギャップが視聴者のハートをガッチリつかんでいる。
「ただ愛らしいだけでなく、いい意味で素朴なところも好感度の1つ。キュートなルックスと豊満なバストのギャップというのも魅力ですし、若手のエースになった今でも『モヤさま』ではセクシーショットや、面白シーンを体当たりで披露している。さまぁ〜ずの悪ノリにもうまく乗ったり、天然ボケでさらに混乱させるなど、お笑いの素質にもあふれています」(丸山氏)
まもなくフリーになる池谷アナは、こうした強敵2人を見返すだけの〝武器〟を持ち合わせているのか。テレ東関係者は「禁断の一手がある」としてこう続ける。
「入社2年目の秋、池谷アナと森が、男性スタッフや先輩アナの悪口を話している音声が流出した事件がありましたが、この時の騒動をトーク番組のネタにすれば注目を集めることは間違いありません。加えて同期2人へ宣戦布告し〝ぶっちゃけキャラ〟を前面に押し出せば、各局からオファーが殺到して、新バラエティー女王の座に就くチャンスはあると思いますよ」
池谷アナの、捨て身の下剋上はかなうか─。