熾烈を極めるフリーアナ業界のポジション争いに、さらなる地殻変動が起きようとしている。今年6月、テレビ東京・池谷実悠アナ(27)の9月末での退社が判明。今秋から猛者ぞろいのフリーアナ戦線に殴り込みをかけるというのだ。
19年にテレ東に入社した池谷アナ。同期には23年4月からフリーに転身し、今や〝令和のあざと女王〟の異名を持つ森香澄(29)と、安定感抜群の進行ぶりに加え、卓越したバラエティー適性で〝テレ東のエース〟との呼び声高い田中瞳アナ(27)がいる。
池谷アナについて、女子アナ評論家の丸山大次郎氏が解説する。
「クールかつ艶っぽさのある雰囲気で『正統派キャスター』向きの印象です。過去には『よじごじDays』などの情報系から『ゆうがたサテライト』といった経済を担当。現在は『みんなのスポーツ Sports for All』など、幅広いジャンルの番組に出演しています。ただ、自身の代表的な番組を持つまでには至りませんでした。〝キャラ立ち〟している同期の2人に比べると、知名度的にも3番手といった感じです」
同期の後塵を拝してきた池谷アナだが、入社早々、田中アナをかなりライバル視していたという。テレ東関係者が証言する。
「森と田中アナは大学時代にフリーアナ事務所に所属していたことで、即戦力とみられていました。一方の池谷アナは、就活の時から『モヤモヤさまぁ〜ず2』のアシスタントになりたいと猛アピールしていたのですが、結局、田中アナが担当することに決まった。池谷アナは相当悔しかったようで、しばらく田中アナとの間に不穏な空気が漂っていましたね」
そんな池谷アナは、ここにきて〝下剋上モード〟に突入している。進行を務める「伊集院光&佐久間宣行の勝手に『テレ東批評』」の8月17日放送で、本人の新人時代に話題が上ると「ホントにふざけんなって!」と、怒りを露わにする姿が映し出されたのだ。
「同期の3人で番宣番組に出た時、全体的に撮り終えた後、森と田中アナはそれぞれレギュラー番組を持っていたので、2人には出演している番組についての意見など追加の収録があった。でも池谷はレギュラーを持っていなかったから、『もう(帰って)大丈夫ですよ』と言われた時のことを振り返って怒っていたんです。ただ、そうした〝ぶっちゃけキャラ〟を前面に押し出すようになったのは、フリー転身を決意したからでしょうね」(テレ東関係者)
新天地で活躍することで、テレ東ではかなわなかった同期2人へのリベンジに燃えているようだ。