「今年は11月まで可愛い選手達と野球を楽しみますね」
日本ハムの新庄剛志監督がインスタグラムにアップした写真には、選手との食事会の様子が収められていた。楽天戦を前に焼肉店に集まった若手選手はニッコリ笑顔で、新庄監督お馴染みの「ピストルポーズ」を決めていた。
首位ソフトバンクからは大きく離されたものの、リーグ2位を死守。10月末から行われるCSへの進出をほぼ手中にしている。スポーツ紙デスクが解説する。
「3年目のチーム躍進の要因は、食事会に参加した万波中正、水谷瞬をはじめ、数多くの若手選手が育ったことが大きい。目先の勝利だけにこだわらず、中長期的な戦略で若手選手を粘り強く使った新庄監督の手腕によるものでしょう」
2021年オフに電撃就任が決まった際、新庄ビッグボスは「契約は1年ずつ」と語っていた。
「それでも実際には本拠地が札幌ドームの最終年、エスコンフィールドのこけら落としイヤー、そして3年目となる今季までの3年間は、立場が保証されていたと言われます。確かに就任直後の2年連続最下位から、6年ぶりにCSを手繰り寄せた功績は大きい。それでも目標とするリーグ優勝には程遠く、CSの結果次第では、十分に役割を果たしたとして、契約満了になる可能性も残されています」(前出・スポーツ紙デスク)
まさかのAクラス入りでお役御免、となってしまうのか。
その後、新庄監督は再びインスタを更新。連日の焼肉決起集会には、前日に姿を見せなかった清宮幸太郎のほか、2軍選手が揃ってピストルポーズの輪を作っていた。CS下剋上で日本シリーズ進出を果たせば、雑音を一掃できるはずだ。