今シーズン、2年目の巨人・門脇誠が出だしで躓いたのは、2年目のジンクスを無視した阿部慎之助監督の「レギュラー確約にあり」と断じたのは、原辰徳監督のもとでヘッドコーチを務めた野球解説者の元木大介氏だ。
9月17日に野球解説者・宮本慎也氏のYouTubeチャンネル〈解体慎書【宮本慎也公式YouTubeチャンネル】〉に登場すると、元木氏はズバリ指摘した。
「出だしで躓いたのは、背番号(をひと桁にするのが)早すぎたんじゃないの。それと『レギュラーは岡本と門脇だけだ』と言ったミスじゃないかな。(レギュラーは)岡本だけでいいんですよ」
これには宮本氏も同意見だとして、
「レギュラー確約はまだ早いんじゃないかなっていうのと、背番号も簡単に考えている人がいるかもしれないけど、けっこう重要だよね。門脇はしっかりはしてるけど、『俺、レギュラーだ』となった時にスキが…」
その「スキ」が生まれた瞬間を、元木氏はこう断じた。
「2年目の自主トレに入っていく気持ちが、ちょっと違うだろうなと思ってた。『やっておけばいいかな』で『やらなきゃ』じゃないから。2年目のジンクスって言いますけど、データいきますから」
昨年は126試合に出場して打率2割6分3厘、21打点の門脇は、堅い守備力が評価され、背番号は35から5へ。しかし2年目のジンクスとはよく言ったもので、今年5月と6月は打率1割台に低迷。今は2割台前半まで戻しているが…。
4年ぶりのペナント奪還に向け、門脇の最後の奮起が期待される。
(所ひで/ユーチューブライター)