大谷翔平がロサンゼルス郊外の山麓に785万ドル(約12億3000万円)で購入した豪邸。真美子夫人や愛犬デコピンとの新居となるはずだったこの自宅をめぐっては、内外の一部メディアによる現地報道がエスカレートし、豪邸のある場所が世に晒されるという危険な事態を招いた。
ロサンゼルスでは今、富裕層を狙った集団強盗が多発しており、大谷の同僚選手からも被害者が出ている。大谷の豪邸が建つラ・カニャーダ・フリントリッジ地区も例外ではなく、大谷自身はもとより、夫人やデコピンにも危害が及びかねないとの懸念から、大谷ファミリーはずっとマンション暮らしを余儀なくされているのだ。
そんな中、ラ・カニャーダ・フリントリッジ地区の住宅内に巨大なクマが侵入する様子が、住民が撮影した動画とともに、地元テレビによって報じられた。
動画には、巨大なクマが豪邸内のプールで悠々と水浴びする姿や、ガレージ内の冷蔵庫にあったスイカを貪り食う様子などが、克明に映し出されている。出没した巨大クマの種類はカリフォルニアの州旗に描かれているグリズリーとみられ、山麓に位置するラ・カニャーダ・フリントリッジ地区にはコヨーテも徘徊しているというから、穏やかではない。
グリズリーは臆病な性格とされているが、時に人間や家畜などを襲うこともある。コヨーテに至ってはレッキとした食肉獣であり、グリズリーも含めて、大谷ファミリーが野生動物に襲われる危険性が浮上してきたといえる。
一部報道では、巨大クマ出没の一件が、豪邸を仲介した不動産業者と大谷との間でトラブルに発展しており、大谷は12億円豪邸の売却を考え始めている、とも伝えられている。
メディアの過熱報道に、巨大クマの出没。せっかく購入した新居にただの一度も住むことなく、今後もマンション生活を続けなければならないとすれば、大谷ファミリーにとってはまさに「踏んだり蹴ったり」である。
(石森巌)