今シーズンが就任2年目のロッテ・吉井理人監督の去就が、きな臭い様相を呈している。10月3日、ZOZOマリンスタジアムでの本拠地最終戦後の挨拶では、
「ホークスにはかなりの差をつけられて優勝できなかったんですが、ギリギリ鼻差くらいで3着に残れました」
と競馬好きらしい表現で、今シーズンを総括。クライマックスシリーズ進出が決まったことには、
「日本一の可能性も残りました。ここでゲームをするために、心と心をつないで頑張っていきたいと思います。この後も声援よろしくお願いします」
そう言うと、満員御礼のファンの前で頭を下げた。
10月1日にはCS争いをしていた楽天を下してパ・リーグ3位を確定させると、翌日には「来季続投へ」の報道が複数のスポーツ紙に出た。だが…。
「10月3日にBSよしもとで放送された、ソフトバンク戦中継の解説に登場した元中日監督の森繁和氏が球界のストーブリーグの話題に触れた時に『ロッテも監督代わるみたいです
からね~。あれ、まだ出てない?』と爆弾発言。すかさず実況担当が『これ、楽屋の話ですよ!』と火消しに走ったものの、あとの祭りでした」(球界関係者)
駒沢大学野球部出身で、セ・パ両リーグで指導者歴がある森氏は、独自の情報網を張り
巡らせていることで知られる。
所属のよしもと・クリエイティブ・エージェンシーにはヤクルト・高津臣吾監督など、ユニフォーム組が多い。森氏は間違いなく「何か」をつかんでいる可能性は高い。