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「アサ芸ギャンブル部」〈「凱旋門賞2024」レジェンド武豊“初制覇”これだけの根拠〉(1)

 10月6日の夜、世界最高峰のレース「凱旋門賞」が開催される。昨年は1番人気のエースインパクトが無傷の6連勝で頂点に立ったが、今年は大混戦の様相。日本からはダービー3着馬のシンエンペラー、そしてレジェンド・武豊(55)が有力馬とのコンビで悲願の初制覇を狙う。

 まずは、凱旋門賞馬ソットサスの全弟で、前哨戦の愛チャンピオンS(芝2000メートル)では、初の海外遠征ながら3着に好走したシンエンペラーだ。

 このレースを◎〇で的中させた専門紙「競馬エイト」の海外競馬本紙担当の増井辰之輔TMが話す。

「前哨戦は7、8分の仕上げで、直線ではなかなか進路が開かない厳しい内容ながら、ゴール前で伸びて3着に食い込みました。当然、本番も楽しみです。そもそも矢作調教師は、デビュー時から凱旋門賞を大目標にローテーションを消化してきていて、レース後には『空輸後のダメージもなく、さらに状態を上げていける』と、すぐさま中間の調整過程に言及し、仕上げに自信を見せていました」

 この結果に欧州のブックメーカー各社も敏感に反応。凱旋門賞の前売りオッズは10倍前後から6倍まで一気にアップして2番人気に。同レースで4着だったロスアンゼルスは、4番人気のオッズをつけている。

 増井TMと同じく、前哨戦を「東京スポーツ」紙上で的中(〇◎△)させた海外競馬に詳しい競馬ライターの秋山響氏が解説する。

「ロスアンゼルスは、GⅠ愛ダービーとGⅡグレートヴォルティジュールSを連勝して挑みました。今回は追い込んで3着シンエンペラーからアタマ差の4着でしたが、距離不足だった印象です。2400メートルに戻れば、ある程度、前の位置につけて、持ち味の粘り強さを生かせると思います」

 この2頭よりも注目を集めているのがソジーだ。

「7月のGⅠパリ大賞、前走のGⅡニエル賞と、凱旋門賞と同じ舞台で連勝しており、高い適性を証明済みという点は心強いですね。6月のGⅠ仏ダービーはルックドゥヴェガの3着に敗れましたが、まだ仕上がりきってなかった感じでしたし、道悪の影響もあったと思います。凱旋門賞史上最多8勝を誇るA・ファーブル調教師は『勝つかどうかはわからないけど、3着までに入る力は十分にある』と意気込みを話していました」(秋山氏)

 ソジーに土をつけたルックドゥヴェガは、前走のニエル賞で単勝1.7倍に支持されたが、ソジーに3馬身半の3着に敗れている。

「仏ダービーは素晴らしい勝ち方でしたが、それ以来約3カ月半ぶりのレース。しかも初めての逃げ。とはいえ、もの足りなさが残りましたね。仏ダービーは不良に近い重馬場で、ニエル賞は稍重に近い重馬場。馬場が渋った方がベターなのかもしれません。 ちなみに、ニエル賞でソジーから1馬身半差の2着だったのがディーリアス。パリ大賞でもソジーから約2馬身差の3着でしたが、これは出遅れもありました。ニエル賞は陣営いわく『80%のデキ』。上積みがあれば差は縮まりそうです」(秋山氏)

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