スポーツ

武豊番・片山良三「栗東ナマ情報」〈クイーンズウォーク上積み十分〉

 桜花賞馬ステレンボッシュとオークス馬チェルヴィニアがそろって登場する、今年の秋華賞。皐月賞で1番人気、ダービーでも2番人気に支持されたレガレイラの自重だけが寂しい材料だが、それでも今年の3歳牝馬戦線はレベルが高い。

 オークスのワンツーでそのまま決まるかと聞かれたら、筆者は甘くないと答えるつもりだ。

 下剋上の1つの材料は、中山で行われたトライアル、紫苑ステークスの時計の速さである。

 クリスマスパレードは桜花賞不参戦、オークスもフローラS4着で権利が取れなかった遅れてきた馬だが、中山の2000メートルを1分56秒6のレコード勝ち。馬場自体が速かったのは確かだが、京都の2週目なら今度も高速馬場となるのは疑いのないところ。2番手から抜け出したクリスマスパレードもそうだが、8番手から同タイム2着に来たミアネーロも怖い。

 ボンドガールは、紫苑Sで何度も詰まりながらの3着。デビュー戦からレベルの高い相手と揉まれてきた馬だが、イメージとしてはマイル色が強かったのも事実。それが前走で2000メートルをこなしたのが大きかった。55歳のレジェンドに言うのは違和感もあるが、充実の武豊ならここでも大仕事がありえるところだ。

 それ以上に買いたくなるのが、ローズS(1着)が非常に強かったクイーンズウォークだ。体重こそオークスと変わらなかったが、前走は余裕がある馬体に見えていた。それであの強い走りだ。使った後、どっちに転がるかを注目していたが、翌週にはシュッと洗練された馬体でスケールの大きい歩きを披露。明らかにいいほうに向いているだけに、オークスで先着を許した馬たちにも雪辱できるはずだ。◎を進呈。

 牝馬戦線とは違って、牡馬のクラシックは夏を越しての上がり馬にさほどのすごみを感じなかった。

 となれば、菊花賞は、ダービー馬がそのまま主役に君臨する形。ダービーの最後の直線の走りに底知れぬスタミナを感じさせたのがダノンデサイルという馬。古馬になっても2400メートルより長い距離ですごいパフォーマンスを積み重ねてくれるだろう。こちらも自信の◎。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」