スポーツ

武豊番・片山良三「栗東ナマ情報」〈コスタボニータが好位抜け出す〉

 栗東トレセンの馬場開場は午前5時。これが1年中で最も早い、いわゆる夏時間なのだが、それでもスタートの時点で27度ぐらいにはなっている。日が低いうちはまだマシなのだが、午前7時ともなると、たまらない暑さだ。

 必然的に、追い切りのような強い負荷がかかる調教は前半に集中する。出番が後半の馬たちには、できるだけ負荷がかからないメニューが選ばれるわけだが、それでも人馬とも汗だくになっていて、見るからにつらそうだ。

 夜明け前の調教は見にくいという事情が優先されて、開場時間は1年中日の出以降と設定されているわけだが、この暑さを乗り越えるためにはそうも言っていられないのではないか。

 例えば佐賀競馬では午前1時ぐらいから調教が始まっているようだし、現在、坂路とCWコースに導入されている自動計測が全コースに普及すれば、見にくいという事情は優先されなくても済むようになる。

 人馬の健康は当然最優先するべきで、となれば開門時間の大幅な前倒し以外に選択肢はなさそうに思える。夏競馬の頭数減少傾向は、そうした努力でも解消される可能性がある。

 中京で開催される小倉記念は、場所が替わっても灼熱の競馬。トップホースたちの多くは夏休みなので、賞金が高い重賞でも頭数はそろわない。それでも当てるのは簡単ではないのだが。

 坂井瑠星騎乗のコスタボニータを本命に期待した。1週前の追い切りはジョッキーが騎乗してCWコースで11秒0の切れ。前走はスタートが後手で流れに乗れなかったが、本来は好位で堅実に進められるタイプ。坂井瑠星ならうまくやってくれるだろう。

 3歳馬シリウスコルトの軽量は魅力だが、それ以上に評価したいのは鳴尾記念の中身がよかったディープモンスターの充実ぶり。これに好調マイネルメモリーを加えて、4頭の争いと考えている。

 関屋記念は、適距離をマイルと定めて切れ味を磨いてきている3歳馬ディスペランツァが絶好の狙い。プレサージュリフトも古馬の意地を見せそうだ。

 涼しい札幌記念は豪華メンバー。プログノーシスシャフリヤールの激突を楽しみたい。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    自分だけの特別な1枚が撮れる都電荒川線の「マニアしか知らない」撮影ポイント

    「東京さくらトラム」の愛称で親しまれる都電荒川線はレトロな雰囲気を持ち、映えると評判の被写体だ。沿線にバラが咲く荒川遊園地前停留所や三ノ輪橋、町屋駅前は人気の撮影スポット。バラと車両をからめて撮るのが定番だ。他にも撮影地点は多いが、その中で…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

    テレビ業界人が必ず見ているテレビ番組「次のブレイクタレント」「誰が最も面白いか」がわかる

    「業界視聴率」という言葉を、一度は聞いたことがあるはずだ。その名の通り、テレビ業界関係者が多く見ている割合を差すのだが、具体的なパーセンテージなどが算出されているわけではない。いずれにしても、どれだけ業界人が注目して見ているかを示す言葉だ。…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【退団決定的】一流選手のビシエドをダメにした中日・立浪和義監督「野村克也の名言と真逆」な押し付け
2
ロッテ・佐々木朗希「盗塁され放題」に大物OBがダメ出し「根本的に見直さないと任せられない」
3
板野友美とヤクルト・高橋奎二「夏休み家族旅行」動画に怒りと失笑「この時期の休みは不名誉なこと」
4
【仰天生物ミステリー】目撃情報続々「2メートル超の毛むくじゃら」が家畜やペットを襲撃
5
落合博満が「投高打低問題」を論じたら中日打者の「技術不足」が明らかになった