芸能

おしゃべり美女の解放区・ひと言いわせて〈LiLiCo〉宮藤官九郎監督もビックリ!「こんな俳優、初めてだ〜」

 アサ芸読者の皆さん、こんにちは! LiLiCoで〜す。今回、私がどうしても言いたいテーマは〝世間の皆さんが抱く私のイメージ〟について。だいたい皆さん、「LiLiCoってさ、ズバズバものを言いそうだし怖そうだよね」というようなイメージを想像される方が多いと思うんですけど、それ、まーったく違いますからね!

 そもそも、うちの主人、小田井(涼平・53)があの風貌でしょ? もう見た目だけで「ご主人、お掃除でも何でもしてくれるんでしょ? お優しそうでうらやましいわ〜」なんて言われちゃうんですが、いやいや、私がすべてやってます。ホントにな〜んにもしませんから。もうね、優しい顔で生まれてきたこと自体がラッキーガイなのよ! 結婚7年にして最近ようやくですよ、洗濯物を畳んでくれるようになったのは‥‥。それも私が超多忙を極めた時だけ。あ、でも、すごく助かります、ハイ。たまにですけどね。あとはな〜んにもしないんです。優しそうな顔をした何にもしない人なんです(苦笑)。だから時々「いいよねぇ、優しい顔で生まれてくるっていうのはねぇ〜」ってギャグで言ってやるんです。そうすると「何だよ、やめろよぉ〜」って、なぜだか照れ笑いするの。なぜ、笑うのか!?って感じですけど(笑)。恐らくあの人、トイレットペーパーだって、我が家がどんなの使ってるか知らないですよ。シングルだとかダブルだとかね、色々あるんです。それ、きっと知らない。

 話を本題に戻しましょう。実は皆さんが思っているLiLiCo自体、私が作り上げたキャラクターなんです。日焼けして赤毛で派手なメイクをしたラテン系の元気なノリで。でも本当の私は肌の色も白いからいつも日サロで焼いているし、髪の毛の色だってアッシュなんです。全部、セルフプロデュースをした虚像の人物。だから全部、嘘なんですよ、LiLiCoって。

 それなのに、世間様からは「いやいや、そうはいってもLiLiCoさんはLiLiCoさんでしょう」って言われちゃいます。でも、すっぴんの私に気がつく人、いません。

 例えば、映画の試写会にすっぴんで行った時、スタッフの人が慌てふためいて「LiLiCoさん、まだ来てません!」って事務所に電話をしていたりとかね。

 私にとって、メイクは何者にでも変われる武器なんですよ。これ、誰も信じてくれない話なんですけど、子供の頃は物静かで暗い子だったんです。だから、明るくて元気いっぱいな人に憧れていたんです。そんな時、サマーキャンプで出会った同じ年の娘がすごくメイクがうまくて大人っぽく艶やかに見えて。それがメイクで化けるという楽しみを知った最初の経験でした。これがLiLiCo誕生のきっかけなんです。

 変身するのってホントに楽しくて、ヘアスタイルも昔は金髪でショートカットにしていた時期があったんですよ。みんなからは神取忍(59)って呼ばれてましたけど(笑)。

 最近は映画コメンテーターだけでなく、女優としての活動も増えてきました。ただ、LiLiCoのキャラのイメージが強すぎたから、「さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜」(TBS系)で、すっぴんの地の部分を晒しまくったらニュースになって話題になっちゃったという(笑)。

 その前には宮藤官九郎さん(54)が企画・監督・脚本を手がけた「季節のない街」(ディズニープラス)で演じた藤井隆さん(52)のワイフ役も我ながらうまく化けたと思います。クドカン(宮藤)さんの作品にはいつか出させていただきたいって願っていたんです。

「私、顔、全然違うからね」って、それを言い続けていたら遂にオファーが来たんです。ところが、肝心の衣装合わせの時に前後の仕事でどうしてもメイクをバッチリしていかなければならない現場で。

「申し訳ないっ! LiLiCoのまま来ちゃった!」って謝ったら、「だいぶLiLiCoだな」って(笑)。

 それで、「今夜、すっぴんの写真を送ります!」って言って、風呂上がりのドすっぴんの写真を送ったら、「こんな俳優、初めてだ」って笑ってました。

 でね、撮影の時にメイクさんがモジモジして申し訳なさそうに言うんですよ。

「あのう、監督がおっしゃっていたんですけれども、もし可能でしたら眉毛を全部剃ってもらってもいいですか?」

 私が即答で「あ、いいですよ!」って返したら、メイクさん目を真ん丸くして驚いてましたね。だって、監督のお望みだったら、当然のことでしょう。後でスタッフさんから聞いた話なんですけど、私がカメラのテスト中にじーっと煙草を吸って佇んでいるシーンがあるんですけど、それを観ながら監督、「今回のキャスティング天才だな」っておっしゃっていたんですって。この言葉、何ともうれしい限りじゃありませんか!

 まあ、そんな感じで最近は女優のお仕事の時はその役に化けきっています。ただ、普段はどこに行くにしてもなるべくLiLiCoのメイクを心がけるようにしているんです。

 というのも、一度、スーパーマーケットでドラマの撮影をしていた時にファンの方から「一緒に写真撮ってもいいですか?」って言われて、スマホで記念撮影みたいに撮ったんですよ。その方、ものすごく喜んでくれてたんですが、撮った画像を確認した途端、「えーっ、これじゃあ誰だかわかんな〜い!」って(苦笑)。いや、そりゃそうだよって思ったんですけど、以来、飲みに行く時とかもすっぴんでは行かないように気をつけるようになりました。皆さんをガッカリさせないように‥‥ネッ(笑)!

LiLiCo(りりこ)1970年生まれ、スウェーデン出身。18歳で単身来日。96年より「王様のブランチ」(TBS系)の映画コメンテーターとして出演。最近では「さよならマエストロ」(TBS系)、「季節のない街」(ディズニープラス)、「九十歳。何がめでたい」(松竹)など、女優としても活躍。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    「王座戦」初防衛に王手をかけた「鬼神・藤井聡太」の勝利の方程式は「パイナップル・キノコ抜き・室温20度」

    いくら漫画でも、こんな展開は描けない。将棋の第72期王座戦5番勝負第2局が9月18日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、午前9時の対局開始からわずか30分で76手まで進む「AI超速将棋」を藤井聡太七冠が制して2連勝。王座戦初…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
日ハム・新庄監督に浮上「電撃勇退」「独立リーグ買収」
2
「アサ芸ギャンブル部」〈パチンコ&パチスロ 現役パチンコ店長が「打ってはいけない機種」を暴露〉(2)
3
日本酒大好き「新おっさんキラー」早見あかりが松岡昌宏と博多大吉を酒場でノックアウト
4
え、ホントに!?「青春18きっぷ」の「リニューアル改悪」に鉄道ファンが大ブーイング!
5
「GⅡ・スワンS」3連単平均40万円超えの激荒れレースで「絶対買うべき2頭の大穴馬」