スポーツ

藤田菜七子「電撃引退」で露呈したJRAぬるま湯「騎手管理」実態!(3)調教師も含めて調査するべき!

 JRAの調整ルームには、通信機能を設定でオフにできる最新のゲーム機の持ち込みは許されているようだが、競輪界では通信機能が備わっているゲーム機自体、スマホと同様に持ち込みが禁止であり、同等の処分が待っている。

「今のゲーム機はチャット機能を利用して外部との連絡を取ることも可能です。なので競輪界では、そうした機能がそもそも付いていない01年に発売された『ゲームボーイアドバンス』(GBA)が〝最新〟のゲーム機で、宿舎に持ち込めるのは、GBAを含めて、どれも古いタイプの7種類だけ(笑)。些細なことかもしれないけど、疑惑を持たれないように徹底している」(競輪関係者)

 このように他の公営競技の「公正確保」への意識や取り組みを見ていくと、JRAのぬるま湯体質が浮き彫りになるばかりだが、美浦のトレセン関係者からはこんな声も漏れてくる。

「中央競馬の場合、開催中(土・日)の移動があったり、高額な動物相手ということで、円滑な業務のためにも、便利なスマホへの依存度が高く、他の公営競技の取り組みと比較するのは難しい。ただ、もう少し騎手の立場に立ったルール作りは必要でしょう」

 例えば、レース後の検量室前などで、厩舎関係者がスマホで会話をしている横に騎手がいる光景をよく目にするが、

「ファンには、どう映っているのか。他場にいる調教師との打ち合わせと見るのか、それとも馬主と勘繰るのか。今回の藤田の件は、通信相手に厩舎関係者が絡んでいて、トレセン内では『元カレとの別れを巡る感情のもつれ』とも噂されているが、いずれにせよ、昨今の若手騎手によるスマホ不正使用の裏には、多くの厩舎関係者の影がちらついている。JRAは個別の案件として騎手だけを処罰するのではなく、調教師を含めた厩舎関係者、そして馬券が購入できる馬主に至るまで、徹底的に調査するべき。そして調整ルームの必要性を含め、開催中のスマホ使用のルールまで、緊急の見直しが迫られていると思います」

 果たして今後、JRAはどのような不正防止策を打ち出すのか。藤田菜七子電撃引退の波紋は、まだまだ広がりそうだ。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
4
「子供じゃないんだから」佐々木朗希が米マスコミに叩かれ始めた「温室育ち」のツケ
5
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」