ヤンキースとのワールドシリーズ頂上決戦を控え、ドジャース・大谷翔平が「パワーS評価」に満面の笑みを浮かべている。
大谷は自身がアンバサダーを務める野球ゲーム「プロ野球スピリッツA」の新CMに出演。10月24日の放映開始を前に、メイキング映像が公開された。ゲーム内の「打者能力値」について問われた大谷は、
「これはAがMAXっていうことですか。あ、SがMAX。まぁ、じゃあSでもいいかなと思います。パワーはSかなと思うんですけどね…。パワーSは誰がいるんですか。いないんですか。あ、いないんだ、へー」
そう言って納得の表情を浮かべると、インタビュアーから「パワーはSであってもおかしくはない?」と問われてキッパリと、
「そうですね」
まさに自信満々の回答だったのである。
これまでゲーム内での大谷のパワーは「A」だったが、今季はリーグ最多の54本塁打を放ったこともあり、評価が上方修正されたようだ。
大谷のパワー「S」評価を見たゲームファンの見解を拾ってみると、
「メジャーでホームラン王2回獲っているのだからSは当然」
「打球飛距離と打球スピード平均で大谷を上回る選手は誰もいない。Sしかないだろ」
パワーについては大多数のファンが納得しているようだが、ゲーム通の間で物議を醸しているのは、大谷の「肩A」問題だ。今季の大谷はDH専任であり、守備には就いていない。したがって、過大評価を指摘されるのは当然の流れだった。すなわち「今年はDHだけだから守備G、肩Gでいい」「来年、投手をやるならその時にまた変えればいい」というものだ。
選手の評価には試合結果が反映されるが、さらにここ数年の成績が加味される。
「確かに大谷は今季、守備に就いていないので、低評価でなければおかしい。過去の実績を考えると、Aが妥当でしょう」(ゲームライター)
「プロスピ」の能力ランクをめぐっては、ファンそれぞれの思い入れがあまりにも強く、どんな評価にも異議が出るのはある意味、お約束。たとえ大谷であっても、それは変わらないのだ。
(ケン高田)