スポーツ

「52試合出場」ソフトバンク・柳田悠岐は年俸の3分の2を返せ/プロ野球2024「ワーストナイン」表彰式〈外野手&DH部門〉

 まずは外野手部門から。セの筆頭はDeNAの筒香嘉智(32)。年俸3億円にもかかわらず、57試合の出場で打率が1割8分8厘。本塁打も7本に終わった。

村上宗隆(24)や岡本和真(28)との本塁打争いに割り込んでくると思っていたけど、一塁に走る姿を見ていると老けた気がした。30代後半ならまだしも若々しさがない。山田哲人もそうだけど、高額年俸の長期契約で平和ボケしたね。引退した年に30本塁打を放った王(貞治)さんは『今年は1本も打てないかも』と危機感を抱いていた。自分の成績に対して貪欲であってほしいね」(角氏)

 残る2人は中日の大島洋平(38)と、巨人の梶谷隆幸(36)だ。

 大島は通算2044本の名球会バッターながら、今季は23安打で1割9分8厘。梶谷は開幕戦で本塁打を放ち、スーパープレーも見せたが、ケガにより、わずか6試合の出場で現役生活に幕を閉じた。

「大島は代打で成績を残すのではなく、レギュラーとして常に出場する形で頑張ってもらいたい。梶谷は年俸(2億円)からすれば引退も仕方がないけど、ケガを言い訳にしなかった点は評価できる。常に一生懸命だったからね。先発投手と同じで、抜く時は抜かないと。引退すると聞いてお疲れ様と言いたいね」(前出・角氏)

 パの外野手で最初に挙がったのがオリックスの西川龍馬(29)。安打数&盗塁数は前年の広島時代よりアップしたが、打率は5分、出塁率も4分ほど落とした。

「今年は調子が上がりそうな時に上がらない1年でした。広島時代の8年間は常に3割前後を打っていたから、2割5分8厘では、もの足りないですね。もっと打てるバッターですから」(伊原氏)

 2人目はソフトバンクの中村晃(34)だ。

「山川穂高が移籍してきて控えに回ったとはいえ、101試合に出場して打率2割2分1厘はいただけません。昨年より30試合ぐらい少ないけど、安打数が100本も少ないですからね」(前出・伊原氏)

 3人目は同じソフトバンクの柳田悠岐(36)。日本人選手の中で3位の高額年俸にもかかわらず、52試合の出場で、本塁打は昨年の22本を大きく下回る4本で終わった。

「5億7000万円ももらっている選手が『ケガだから休みました』では済まされないですよ。トレーニング方法を考えて、ケガをしないような体にすることもプロとしての務め。出場数が3分の1なんだから、年俸の3分の2は返した方がいい」(前出・伊原氏)

 メジャーで通算114本塁打を放ち、西武がDHで起用していたアギラー(34)は、30試合の出場で2割0分4厘(2本塁打)。8月には右足関節手術のため渡米し、現在リハビリ中だ。

「単年契約のため、完治を前提に来季の契約の場を持つとの報道もありましたけど、どうなんでしょうねえ‥‥」(前出・伊原氏)

 こうしてセ・パ合わせて19人が2024年のワーストナインに選ばれたが、最も不名誉なWVPに輝いたのは、角氏の強い進言もあった中田翔に決定!

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論