芸能

山口祥行「昔はこういう映画があったなっていう」/テリー伊藤対談(1)

 本編だけで60作を超える大人気シリーズ「日本統一」で主演を務める山口祥行。公開直前の出演映画「ぴっぱらん!!」を引っ提げ、当対談に殴り込み!? 実は過去に天才テリーに遭遇していたという氏。2人に共通する大俳優の話も飛び出し、トークは意外な展開へ!

テリー 初めましてですよね。

山口 いや、実は初めましてではないんですよね。僕がバイトしていた六本木のバーに「(天才たけしの)元気が出るテレビ」のスタッフの方といらして。

テリー あ、そうなんだ。会議か何かやってました?

山口 わからないですけど。すごい入りくんだ店で。

テリー すみません、覚えてなくて。

山口 いえ、もう何十年も前の話なので。

テリー 今日はよろしくお願いします。山口さんは雰囲気が全然違いますよね。特に僕はもうすぐ公開の映画「ぴっぱらん!!」を観たばかりだから、さっき廊下ですれ違った時、ビックリしました。

山口 普段はこんな感じなんですよ。いつも帽子をかぶってるので、今日もそれで出ようかと思ったんですけど。

テリー 山口さんはネオVシネマ四天王の一人で、今回の映画もそうですし、「日本統一」でもコワモテの役が多いですよね。切り替えは大変じゃないですか。

山口 いや、もう極道のコスプレをしているような感じで(笑)。

テリー もう衣装を着た瞬間に極道になれる。

山口 「日本統一」は、高校時代からの友達の本宮泰風が総合プロデュースなので、僕の性格をよく知ってるんですよ。だから、役も素に近いところもありますね。

テリー そうなんだ。で、今回の映画を見させてもらいましたけども。まず監督の崔哲浩さんの腕がいいですね。僕は演出家だからカット割りが気になるんですけど、ハリウッド映画みたいに凝っていて驚きました。

山口 スタッフさんや技師さんたちは、三船プロダクションや黒澤(明)さんのところにもいらしたベテランの方たちなんですよ。

テリー そういうことか。もうファーストシーンからワクワクしながら観ましたけども。タイトルの「ぴっぱらん!!」って、どういう意味なんですか。

山口 韓国語で「ぴっ」が「血と雨」、「ぱらん」が「風」という意味です。

テリー 全国にワルで名を轟かせた百鬼三兄弟の物語ですよね。で、山口さんはその長男の百鬼峻役。

山口 昭和テイストの強い、どっちかと言うと家族の絆を重視した話で。

テリー 百鬼組の組長だった三兄弟の父親は25年前に何者かに殺されて、それ以降、三兄弟はバラバラに生きていると。それが百鬼組と他の組との抗争をきっかけに三兄弟が再び集結するという、簡単に言うとそんなお話ですよね。

山口 そうですね。在日コリアンの家族の関係も描いていて、「昔はこういう映画があったな」っていう、ちょっと懐かしさを感じる映画になってると思いますね。

ゲスト:山口祥行(やまぐち・よしゆき)1971年、東京都生まれ。ジャパンアクションクラブ出身。2017年、ジャパンアクションアワードベストアクション最優秀男優賞受賞。主な出演作品に「覇王」シリーズ(小沢和義監督)、「アウトレイジ 最終章」(北野武監督)、「罪の声」(土井裕泰監督)、ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)、「ファーストペンギン! 」(日本テレビ系)など。大ヒットシリーズ「日本統一」では本宮泰風とW主演を務めている。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」